東芝メディカルシステムズ(株)は、第70回日本放射線技術学会総会学術大会(JSRT)にて、「患者皮膚線量表示システムの精度評価」を発表し、CyPos賞金賞を受賞した。JRC2014(4月10~13日 パシフィコ横浜)の最終日に授賞式が行われた。
同講演では、X線循環器診断システムInfinix CeleveTM-iに組み合わせ可能※1な患者入射皮膚線量表示システムDoseRiteTM DTS(Dose Tracking System)の線量表示精度を検証し、その結果を発表している。
DoseRite DTSは患者の局所の入射皮膚線量をシステム内の仮想患者モデルに積算し、その度合いをカラーマップとして3次元的にリアルタイムに表示するもので、術者の被ばくに対する意識喚起につながる。DoseRite DTSにより、安全な手技を提供することが高い評価をいただき、さらなる普及により医療被ばくへの関心が高まることが期待され、今回の受賞につながった。
同受賞を受け、綱川 智氏(同社社長)は「当社は医療システムの開発にあたって、常に患者さん目線に立った人にやさしい技術の開発を心がけています。私達は医療現場の先生方の声を聞き、問題を共有し開発に活かしています。医療被ばくの低減はその重要な課題の一つです。これからも医療に貢献してまいりたいと思います」と、語った。
DoseRite DTSは昨年10月のComplex Cardiovascular Therapeutics 2013(CCT2013)で初展示し、順次稼働を開始している。
※1 Infinix CeleveTM-i(に組み合わせるアンギオワークステーションXIDF-AWS801に搭載
販売名 アンギオワークステーション XIDF-AWS801
認証番号 224ACBZX00032000
製造販売業者名 東芝メディカルシステムズ(株)
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