エレクタAB、最高経営責任者(CEO)が交代

2014.05.01

 エレクタ(株)の本社であるエレクタABは、5月1日付で、新CEOニクラス・サバンダー(Niklas Savander)氏が就任したことを発表した。
 同氏は、ヒューレット・パッカード社とノキア社においてさまざまなポジションを歴任し、最近までノキア社の最高執行責任者として経営責任を担っていた。
 なお、前任のトーマス・プーセップ(Tomas Puusepp)氏は、取締役メンバーとして今後もエレクタのマーケティング戦略に携わる。
 ローレント・レクセル(Laurent Leksell)氏(同社創立者)は、
「二クラスのように経験豊富で有能な人材を迎えられたことは大変喜ばしいことです。彼は複雑に入り組んだ先端技術に関わるビジネスを深く理解すると同時に、国際的なキャリアを兼ね備えており、さらなる成長段階にあるエレクタを力強く牽引するでしょう。」
と述べている。
 さらに、
「トーマス・プーセップは、CEOとして素晴らしい業績を残しました。彼のリーダーシップのもとでエレクタは放射線治療領域を網羅する企業に成長し、さらに今後数年以内にはマーケットにおけるリーディングカンパニーになることを目指しています。トーマスが常勤取締役として引き続きエレクタにとどまることをうれしく思います。」
ともレクセル氏は述べた。
 二クラス・サバンダー氏は
「エレクタは革新的で、健全経営が行われ、急成長を遂げている素晴らしい企業であり、私はここにいることを光栄に思います。そして、がんとたたかう人々の命や人生のためにこの企業が何を成し遂げてきたかを知り、非常に心を躍らせています。」
と述べている。

<ニクラス・サバンダー(Niklas Savander)略歴>
2001~2012年 ノキア コーポレーション(NOKIA Corporation)
同社で重要なポジションを歴任し、2010年最高執行責任者(COO)に就任。
世界第2位の携帯電話会社である同社において、 グローバルブランドマネジメント、マーケティング、コミュニケーション、セールス、チャネル開発、製造、物流、調達、ITのすべての責任を担う。グローバル全体で45000人の従業員と350億ユーロの売上を管理。
1997~2001年 ノキア シーメンス ネットワークス(NOKIA-SIEMENS- NETWORKS)
※現ノキア ネットワークス(Nokia Networks)
ヒューレット・パッカード(HEWLETT PACKARD)
1988年 Swedish School of Economics and Business Administration (Helsinki, Finland)理学修士修了
1987年 University of Technology (Helsinki, Finland) 理学修士修了


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