(株)フィリップス エレクトロニクス ジャパンは、10 月1 日より、MRI(磁気共鳴画像診断装置)対応の生体情報モニタ「Expression MR200(エクスプレッション エムアール200)」の販売を開始することを発表した。
同社の MRI 対応生体情報モニタは、これまでに「Essential」、「Expression」の2 機種が発売され、全世界で一万台以上の累計販売実績を誇り*1、MRI 検査室で使用される世界シェアNo.1*2の生体情報モニタとして世界各国の医療施設において好評を得ている。
このたび新たに発売する、同社のMRI 対応生体情報モニタシリーズの新ラインナップ「Expression MR200」は、ECG(心電図)、SpO2(動脈血酸素飽和度)、脈拍数/心拍数、NIBP(非観血血圧)、etCO2(呼気終末二酸化炭素濃度)*3、呼吸のモニタリングが可能で、小児3 学会による「MRI 検査時の鎮静に関する共同提言」*4で推奨されているパラメータが測定できる、ミッドレンジのMRI 対応生体情報モニタである。同社はこの新製品「Expression MR200」をMRI 対応生体情報モニタのラインアップに加えることで、MRI 装置下での生体情報モニタリングにおけるお客様の多様なニーズに応えていくという。
「Expression MR200」の希望販売価格は、540 万円からで(税抜、仕様により異なる)、国内初年度の販売台数は約100 台を見込んでいる。
表示ディスプレイ:12.1 型(対角30.7 cm)
カート:138cm (高さ) x 56cm(幅) x 64cm(奥行き)
質量: 33.6kg (一体型)
「Expression MR200」の主な特長
・ ECG(心電図)、SpO2(動脈血酸素飽和度)、脈拍数/心拍数、NIBP(非観血血圧)、etCO2(呼気終末二酸化炭素濃度)*5、呼吸数の測定が可能。
・1500 ガウス磁場ライン、SAR 4 W/Kg で安全に動作する。
・無線ECG/SpO2モジュールを採用、検査室のケーブルレス化に貢献。
・ECG ケーブルを短くして過熱のリスクを低くするとともに、独自のワンピース設計装着面の広いゲル付きQuadtrode 電極を採用することで過熱を抑え、患者さんの熱傷のリスクを軽減。
・多くのMRI システムとの心電同期にも対応。
・直接の無線通信によりMRI 検査室と操作室の両方で同時に生体情報のモニタリングが可能。
・包括的な感染対策が可能なMRI 対応生体情報モニタとして、全パラメータともディスポーサブルのアクセサリを用意。
フィリップス MRI 対応生体情報モニタ*6の特長
・同社の MRI 対応生体情報モニタは、測定パラメータや構成にかかわらずMRI 画像に干渉しないための設計がされている。そして「Essential」、「Expression」、「ExpressionMR200」いずれも、1.5T/3.0T(テスラ)のMRI 装置の環境で干渉せず問題なく使用可能であることを試験により確認済みで、同社ならびに他社の主要なMRI 装置と併用が可能です。
・「Essential」と「Expression」または「Expression MR200」の2 つのモニタを組み合わせることで、鎮静処置から検査、搬送、回復までの一連の流れを、1 つの無線モジュールでシームレスに連携し、ワークフローの改善を実現します。
・MRI 検査室専用生体情報モニタ「Expression」、「Expression MR200」と、MRI 操作室用モニタ「Expression IP5 information portal 」を組み合わせて使うことにより*7 、MRI 検査時のモニタリングデータを電子カルテ、麻酔記録システムをはじめとした、主要な院内情報システムと連携することができる。
*2 InMedica社調べ。2013 年8月レポートより。
*3 オプション。
*4 2013 年日本小児科学会・日本小児麻酔学会・日本小児放射線学会によるMRI 検査時の鎮静に関する共同提言。
*5 オプション。
*6「Expression」「Essential」「Expression MR200」の3機種。
*7「Expression」「Expression MR200」のみ、モニタリングデータの「Expression IP5 information portal」への無線送信が可能。
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(株)フィリップス エレクトロニクス ジャパン
ヘルスケア事業部 お客様窓口 TEL: 0120-556-494