川上 潤氏は東京大学経済学部を卒業後、日本ブース・アレン・アンド・ハミルトン(株)に入社。1994年にノースウェスタン大学でMBA(経営学修士号)を取得後、1997年に日本ゼネラル・エレクトリック(株)に企画開発部長として入社し、2000年に同社取締役に就任。その後2003年にGEメディカルシステム・インターナショナル アジア サービスのセールス&マーケティング担当ゼネラルマネージャーに就任し、GEのヘルスケア事業部門でのキャリアをスタート。2004年にGE横河メディカルシステム(株)(現:GEヘルスケア・ジャパン)常務取締役 サービス統括本部長、2007年に常務取締役 営業本部長、2009年4月に取締役副社長 画像診断機器統括本部長に就任し、同年8月から現職を務めている。
新社長に就任する川上氏は、「これまでに培ってきた強力な事業基盤をベースに、GEの世界戦略である『ヘルシーマジネーション』を一段と積極的に推し進め、医療の提供のされ方そのものの変革に貢献し、人々の健康やQOL(生活の質)向上を支援する『ヘルスケアカンパニー』になることが大きな目標です。世界に先駆けて進みつつある超高齢社会を見据え、弊社の強みである、CT(コンピュータ―断層撮影装置)やMRI(磁気共鳴断層撮影装置)、超音波診断装置から、人工呼吸器・麻酔器・モニター、それらをつなぐヘルスケアITシステム、そしてライフサイエンス分野までの幅広い製品群、ならびに高い信頼性を誇るサービスを柔軟に組み合わせて、ヘルスケアを取り巻く多種多様な課題に総合的な解決策を提供する提案型のトータルソリューションプロバイダーとなることを目指します」と抱負を語った。
なお、6月1日付で代表取締役会長に就任する熊谷昭彦氏は、GEヘルスケア・アジアパシフィック プレジデント兼CEOとゼネラル・エレクトリック・カンパニー コーポレートオフィサーの職を引き続き兼務し、GEヘルスケアのアジア全体(除中国・インド)の総責任者として今後も同地域の事業を統括する。また、同日付で、現執行役員 アジアパシフィックCFOの村上義人氏と同アジアパシフィック人事本部長の山下美砂氏が新たに取締役に就任。村上氏は1982年の創業以来28年におよぶ当社の歴史のなかで、最年少の33歳の取締役となる。
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