クックメディカル、腹部大動脈瘤用ステントグラフト「ZenithⓇ Spiral-ZⓇ AAA 腸骨動脈レッグ」の販売開始

2015.03.17

米国クック メディカル(本社:インディアナ州ブルーミントン/日本法人: Cook Japan 株式会社(以下、クック ジャパン)は、「ZenithⓇ Spiral-ZⓇ AAA 腸骨動脈レッグ」(販売名: クックゼニスAAA エンドバスキュラーグラフト、承認番号: 21800BZY10175000、以下Zenith Spiral-Z)の日本での販売を2015年2月より開始した。Zenith Spiral-Zは、腹部大動脈瘤の血管内治療で使用される腸動脈用ステントグラフトである。
 破裂の危険性がある大動脈瘤の治療法には、外科手術(開胸・開腹手術)で瘤(こぶ)の部分を人工血管と置換する方法と、カテーテルを使った血管内治療がある。血管内治療では、鼠頸部(大腿部の付け根付近)の血管から挿入したカテーテルを通して、ステントグラフトと呼ばれるグラフト(人工血管)にステントを縫い付けた機器を大動脈内に留置する。大動脈瘤全長を完全にカバーするようにステントグラフトを留置することによって、瘤の破裂のリスクを低減する。外科手術に比べ侵襲性が低く、患者さんの体にかかる負担が少ないと考えられており、2006 年に日本で初めて承認されたステントグラフト「Zenith AAA エンドバスキュラーグラフト」(1)が2007 年より販売されて以来、本邦においても大動脈瘤治療の選択肢として広まってきた。Zenith Spiral-Z はクックメディカルのエンドバスキュラーグラフトであり、メインボディと共に使用される腸骨動脈レッググラフトです。ナイチノール製の連続したスパイラルステントによって耐キンク性と柔軟性が強化された。
 また、エンドリークとデバイスマイグレーションを防ぐための近位シーリング部にかかるラディアルフォースが向上した。
 クック ジャパンは日本で初めて承認された腹部大動脈瘤治療用ステントグラフトや、胸部大動脈瘤治療用ステントグラフトの医療現場への提供を通じてステントグラフト治療の普及に貢献してきたという。スパイラル型という形状に特化したZ 型ステントを有するZenith Spiral-Z は、血管内治療という選択肢を更に改善し、患者さんに対してより良い治療の実現を目指す医師をサポートするために設計された。

 同社AI 事業部 事業部長 山口直之は次のように述べています。「元来『Zenith』とは『天頂』や『頂点』を意味します。そして、弊社のステントグラフトの特徴の一つが『Zenith』の頭文字である『Z型』形状のステントです。『Zenith』の語源を象徴するように、『Spiral-Z』も患者様へのより良い治療実現という頂点を目指す医師の皆様と共に歩む製品でありたいという思いを込めています」
(1)販売名:クックゼニスAAAエンドバスキュラーグラフト、承認番号:21800BZY10175000

製品概要
【ZenithⓇ Spiral-ZⓇ AAA腸骨動脈レッグ】
販売名: クックゼニスAAAエンドバスキュラーグラフト
承認番号: 21800BZY10175000

腹部大動脈瘤と治療法について

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Cook Japan(株)
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URL:http://www.cookmedical.co.jp/