・PACS機能に 2D-3D読影機能の全てを搭載
・読影業務の効率化と負担軽減を実現
シーメンス・ジャパン(株)は、医用画像情報分野のさらなる強化のため、医用画像情報管理システム(PACS)の新製品「syngo.plaza 3D+(シンゴ プラザ スリーディープラス)」の販売を開始した。同製品はは、自動解析処理技術を駆使した読影支援・画像解析システム「syngo.via」のコア技術である「ALPHA Technology*1」や「MM Reading*2」などの機能を搭載した3D-PACSである。従来のPACS機能に、通常の読影時に必要な2D-3D機能の全てをサーバ1台に搭載することにより、これまで3Dワークステーション端末で行っていた画像処理をPACS本体で作成することを可能にし、読影業務の効率化と3D作成業務の負担軽減を実現する。
■「syngo.plaza 3D+」の特長
・自動位置合わせ機能により日常画像診断に貢献
従来、煩雑であった比較読影も自動位置合わせ機能により、過去検査画像等の位置合わせが容易に可能となります。これにより、多くの比較読影を行う日常の画像診断に貢献。
・フィルムレス画像診断を実現する画像作成・表示機能を搭載
1台のシステムで2D-3Dでの操作が可能であり、基本的なMPR*3/MIP*4画像、読影に不要な骨やテーブルを抜いた状態でのVRT*5画像の作成や画像の重ね合わせ(フュージョン)を行うことができる。さらにボリューム体積の計測や肋骨・椎体の位置ラベルのワンボタンでの自動表示など、フィルムレス診断に必要な画像表示機能を装備している。これらの機能により、3Dワークステーション端末を使用することなく日常の読影が可能となり、読影効率の向上とスタッフの業務負担の軽減が実現されるという。
*1 パターン認識技術を応用した、肩、膝等の関節や脊椎の部位認識機能
*2 簡易操作で3D画像の表示に役立つ基本ソフトウェア
*3 MPR(Multi Planar Reconstruction:任意多断面再構成)。ボリュームデータをある平面で切出して再構成した画像
*4 MIP (Maximam Intensity Projection:最大値投影法)。ある投影部分のCTの最大値表示する方法
*5 VRT (Volume Rendering)。領域抽出を必要とせず、3次元データから直接立体画像を作成する方法
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シーメンス・ジャパン(株)
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