原田秀昭氏(同社AVCネットワーク社常務、ITプロダクツ事業部事業部長)が新製品コンセプトを説明、BtoBの顧客に特化した「TOUGHPAD」が進化し、新たな業界へと攻勢をかけるという。
続いて宮下充弘氏(同社AVCネットワーク社ITプロダクツ事業部4Kタブレット事業推進部)が商品の特長を説明、「FZ-Y1CHnnZBJ(FZ-Y1CH)」と「FZ-Y1CAAAZBJ(FZ-Y1CA)」の2種類が8月25日に発売し、ハイモデルであるFZ-Y1CHの最大の特徴は、世界初*1 HDMI2.0を搭載、4K映像の入出力が可能になった点だ。本体に4K60p、HDCP2.2対応のHDMI2.0入力端子を搭載し、4Kビデオカメラや4Kカメラで撮影した映像を4Kのまま入力して高画質で表示できる*2。
OSはWindows8。希望小売価格はオープン価格だが、ともに30万円台となる見込み。
■「TOUGHPAD(タフパッド)4K」の特長
(1)世界初*1 HDMI2.0搭載、4K入力に対応(FZ-Y1CHモデル)
(2)高精細高解像度 20型 4K IPSα液晶パネルを搭載
(3)第5世代インテル製CPU、各種インターフェースを搭載
(4)20型大画面タブレットで世界最軽量・最薄*3を実現
*1 4K対応液晶パネル搭載タブレットにおいて。2015年6月23日現在。同社調べ。
*2入力映像の取り込みは不可。
*3 20型液晶搭載タブレットにおいて。2015年6月23日現在。同社調べ。
■医療業界での活用
TOUGHPADシリーズは既に金融窓口端末、建築・機械の設計、会議システムなど、様々な場面で活用されているが、TOUGHPAD 4Kは新たに医療業界、映像制作業界などにもその領域を拡げることになる。医療業界では、例えば下記のような活用が期待できる。
(1)高精細・大画面でサービスの向上
A3サイズをほぼ原寸で表示できる大画面でありながら、耐久性に優れ持ち運びの簡単な同機は、多様なシーンで高精細な医用画像を分かりやすく見せることができ、患者さんへの説明にも最適。
(2)より良いカンファレンス環境を提供
パナソニック・ヘルスケア社の提供するPACSソフト「Plissimo」と併用すれば、リアルタイムで行われている手術の映像を、同じ画面で診断画像を自在に確認しながら見ることも可能になる。FZ-Y1CHであればそういった画像を4Kのまま大型ディスプレイに出力できるため、広い会場でもカンファレンスの聴講者により見やすく表示することができる。
(3)医療システムを集約、コスト削減へ
それまで使用していたパソコンにもモニタとして接続できるため、複数台に分かれていた電子カルテやPACSなどの医療システムをTOUGHPAD 4Kに集約して使用することも可能。導入台数を減らし、コスト削減にも貢献する。
●お問い合わせ先
パナソニック(株)
URL:http://www.panasonic.com/jp/home.html