4K UHD(※1)映像に対応した32インチ医療用モニターの販売開始―Display Port 1.2端子を搭載した高精細医療用4Kモニター。医療分野のニーズに対応し、段差のないフラットデザイン―
□品名 LCDモニター
□品番 EJ-ML432
□一般的名称 医療用モニター
□発売日 2015年11月末
パナソニック ヘルスケア(株)は、4K UHD映像に対応した32インチ医療用モニターの販売を開始する。
近年、手術映像(内視鏡・手術顕微鏡)のフルHD化が進んでいる中、同社はこれまで、2Dや3Dのさまざまな医療用モニターを販売、高画質とユーザビリティなどで非常に高い評価を頂いている。しかしながら腹腔鏡手術を初めとした医療現場からは、より微細な部位を観察するため、さらなる高精細なモニターを求める声が強くなっており、今後フルHDよりも高解像度(※2)の4K UHDが主流となる兆しが現れつつある。そのような環境変化の中、同社モニターに対する高画質化の期待も大きくなってきた。
本製品は4Kパネルの採用によりフルHDの4倍の画素数を実現し、今まで識別できなかった部位を表示することが可能となる。さらにバックライトにLEDを採用し内部構造の設計を大幅に見直すことで、32インチ医療用モニターで業界トップクラスの薄型・軽量化(※3)を実現した。これにより既設のアームやスタンドに取り付け可能となり、さらに段差のないフラットデザインと、背面の通気孔をなくすことで清掃性にも配慮している。
また、4K UHD用のインターフェースにはDisplay Port 1.2端子及び3G-SDI(BNC)×4本を装備している。Display Port 1.2端子を使用すれば4K UHD映像をケーブル一本で配線可能である。
同社は本製品により、医療現場における4K UHD映像の普及拡大に貢献していく。
※1 4K UHD(Ultra High Definition) 2Kの横2倍・縦2倍の画素数(3840×2160)
※2 実解像度 3840×2160 画素
※3 2015年9月28日現在 当社調べ
【主な特長】
1.4Kパネル採用により、手術映像を高精細に表示
2.32インチ医療用モニターにおいて業界トップクラスの薄型・軽量化を実現
3.段差のないフラットデザインと通気孔レスにより清掃性に配慮
4.Display Port 1.2端子を搭載し、ケーブル一本で4K UHD映像の接続が可能
【特長】
1. 4Kパネル採用により、手術映像を高精細に表示
本製品は4Kパネルの採用によりフルHDの4倍の画素数を実現し、今まで識別できなかった細かな部位を表示することが可能となる。また色変化の少ない広視野角特性で、さまざまな方向から見ても色や明るさの変化が少なく、忠実な色を再現でる。
2. 32インチ医療用モニターで業界トップクラスの薄型・軽量化により、手術室でのさまざまな設置環境に適応
バックライトにLEDを採用、構造体に軽量化部材を採用することで、医療用モニター32インチにおいて業界トップクラスの薄型・軽量化を実現し、既設のアームやスタンドに取り付けが可能となる。
3. 段差のないフラットデザインと通気孔レスにより清掃性に配慮
段差のない前面フラットフェース(前面保護レベル IPX5)と、背面の通気孔を無くすことで清掃性にも配慮している。
また背面には傾斜を設けることで、ほこりがたまりにくい形状になっている。
4. ケーブル一本で4K UHD映像の接続が可能
4K用のインターフェースにはDisplay Port 1.2端子及び3G-SDI(BNC)×4本を装備し
ている。Display Port 1.2端子を使用すれば4K映像をケーブル一本で配線可能である。
また3G-SDI(BNC)を使用すれば長距離伝送が可能である。
5.Adobe RGB をほぼカバーする広色域
ITU-R BT.709規格より広い色域のAdobe RGB 規格をほぼカバーすることで、色の再現領域を広げこれまで以上に忠実な色の表現が可能となる。sRGB と色域を切り替えることが可能で、これまでの色表示との互換性を維持している。
6. ズーム機能
画面の一部を拡大してもフルHD相当以上の解像度で表示可能なので、任意の部位を拡大視して観察できる。
【仕様一覧】
□総合
重量 約12.7 kg(ACアダプター、端子カバー除く)
外形寸法 W:766 × D:69 × H:475 mm
□表示
液晶ディスプレイ 32V型
方式 IPS
画面サイズ 698 mm×393 mm(W×H)
アスペクト比 16:9
ピクセル数(水平×垂直) 3840×2160
【商品概要】
■お問い合わせ先
パナソニックヘルスケア株式会社
医療機器事業統括部 営業部 営業2課TEL:03-5408-7268