EIZO(株)は、手術室における医用画像や患者情報を集約し操作するシステム「CuratOR Surgical Panel(キュレーター サージカルパネル)」を2016年4月1日に発売する。
手術室内には、内視鏡や顕微鏡、手術部位を撮影する術野カメラからの映像や、X線や超音波など医用画像撮影装置(モダリティ)からの画像、患者情報が存在する。手術を円滑に行うためには、これらの情報を手術の状況に応じてタイミングよく表示する必要があるが、画像を表示するモニター画面が離れていたり、モニター画面への情報の切替え操作が煩雑になるという課題があった。
今回発売するCuratOR Surgical Panelは、液晶モニターと抗菌キーボード、マウス等から構成され、手術室の壁面に埋め込んで使用する、情報集約操作システム。前面を覆うガラスが、衝撃やキズ、さらに汚れや水分の侵入からモニター画面を保護し、手術室を安全かつ清潔に保つ。
このCuratOR Surgical Panelに同社の信号配信マネージャーを接続することで、手術室内で使用するさまざまな映像や画像をCuratOR Surgical Panelの液晶モニター画面に集約して表示できる。また、CuratOR Surgical Panelに搭載可能な操作ソフトウェアとの組み合わせにより、必ずしもIT機器に詳しいとは限らないスタッフでも、表示する画像の切替えなどの操作を直感的に行える。加えて、CuratOR Surgical Panelから手術室内の他のモニターに表示する画像を操作することも可能。
この様に、CuratOR Surgical Panelは「見たい映像を、見たいときに、見たい場所に表示する」という手術室における理想の映像環境を実現する同社ソリューション「CuratOR(キュレーター)」の中核となるシステム。
CuratOR Surgical Panelは、使用用途に応じて液晶モニターの画面サイズを55型、49型および24型から選択可能。また、オプションでタッチパネルにも対応。加えて、筐体の材料や色、モニターの構成、時計や温度計のアクセサリなど、追加のカスタマイズ要望にも対応。
同社は、2015年11月25日(水)~27日(金)に東京ビッグサイトで開催されるHOSPEX Japan 2015で、今回発表のCuratOR Surgical Panelと信号配信マネージャーを中心に、最先端の映像環境をデモンストレーション展示する。
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EIZO株式会社
http://www.eizo.co.jp/