EIZO(株)は、医用画像表示モニター RadiForce RX350(21.3 型カラー液晶モニター)を2015年11月19日に発売。価格はオープン。オープン価格の製品は標準価格を定めていない。
RadiForce RX350は、病院内のPACS(Picture Archiving and Communications System:医用画像管理システム)上で患者の検査画像を表示する3メガピクセルカラーモニターRX340の後継機種。RX350は、現行のRX340よりもさらに高い表示性能と使いやすさを追求したモデル。
表示性能面においては、RX350はEIZO独自の技術を活かしたSharpness Recovery(鮮鋭度補正)機能を搭載。同機能は、高輝度モニターにおいて避けられない画像の細かい部分の不明瞭さを補正し、画像の輪郭をクリアに描き出す。さらに、RX350は発光効率の優れたLEDバックライト搭載パネルにより、推奨輝度500cd/m2を実現した上で、現行機種と同じ5年間かつ使用20,000時間以内の推奨輝度保証を実施する。また、現行機種と比較して消費電力量を約30%低減させることで、モニターの維持費用の削減に貢献する。
使いやすさにおいては、RX350はデザインを一新し、読影作業に集中しやすいようにベゼル(画面の外枠)部分には黒色を、側面には清潔感と軽量感を演出する白色を環状に配している。さらに角を丸くすることで、患者の心理的不安を和らげ、安心感を与える効果を狙っている。外形寸法も、現行機種より横22mm、縦39mm、奥行き45.5mm減少。空間占有率が約30%削減され、デスク上に十分な作業スペースを確保できる。モニターの額縁幅は約半減し、モニター2台による画像比較時の目線移動をスムーズにする。
また、現行機種のRX340は入力端子のみを搭載していますが、RX350は新たにDisplayPort出力端子を搭載。当出力端子を活用したデイジーチェーン(数珠つなぎ)接続により、複数モニター使用時の配線がシンプルになる。
2015年11月29日(日)~12月3日(木)に米国シカゴのMcCormick Placeで開催される「第101回北米放射線学会(RSNA 2015)」で当製品を展示する。
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