キヤノンマーケティングジャパン、米国3D SYSTEMS 社製の金属3Dプリンター“ProX DMP 320”を発売

2016.01.19
金属粉末焼結3Dプリンター“ProX DMP 320”
 キヤノンマーケティングジャパン(株)(以下キヤノン MJ)は、米国3D SYSTEMS(スリーディー・システムズ)社製の金属粉末焼結3Dプリンター新モデル“ProX DMP 320”の販売を2016年1月19日より開始する。

 キヤノン MJは2013年10月に3D SYSTEMS社と同社製産業用3Dプリンターの国内販売契約を締結し、金属粉末焼結3Dプリンター「ProX DMP 100/200/300」などの販売を展開してきた。これまで販売してきた3D SYSTEMS社製の金属粉末焼結3Dプリンター 3モデルに加え、このほど新ラインアップとして “ProX DMP 320″を発売する。新製品“ProX DMP 320”は高品質・高スループット化されたダイレクトメタル 3Dプリンターで、高度な生産性と機械特性を求めるアプリケーション向けに最適化されている。

■DMPプロダクションシリーズ“ProX DMP 320”の特長
 新製品 “ProX DMP 320″は洗練された装置構成により、高生産性と低運用コストを実現する。25ppmの低酸素濃度雰囲気での焼結により機械特性の向上に寄与するとともに、双方向の材料供給方式を採用しておりレイヤリング時間を短縮している。また、着脱式プリントモジュールの採用により容易な材料交換とコンタミネーション(不純物汚染)懸念の低減を実現しているほか、金属粉末材料の高速リサイクルモジュールを使用することで高生産性にも寄与する。
■発売の背景と目的
 キヤノン MJは、今後も継続的な需要の伸びが期待されている自動車・航空宇宙・ロボット産業、エレクトロニクス、バイオ・医療・歯科業界など広範な分野をターゲットに3Dプリンターを拡販する。装置販売やソリューション提案だけでなく、納入後の密な技術サポートとフィールドサービスを強みに、産業用3Dプリンター市場の拡大に貢献していく。

製品名:3D SYSTEMS 社製金属粉末焼結3Dプリンター DMPプロダクションシリーズ “ProX DMP 320″
価格(税別):1億1000万円~※
販売開始時期:2016年 1月19日
国内販売計画:10台/年

※装置構成により価格は変動。

造形サンプル1
造形サンプル2

<金属粉末焼結3Dプリンター DMPプロダクションシリーズ“ProX DMP 320″>
1.主な特長
・25ppmの低酸素濃度雰囲気による焼結で、機械特性の向上に寄与
・双方向による材料供給方式の採用で、レイヤリング時間の短縮を実現
・着脱式のプリントモジュールの採用で、材料交換・補充の効率化を実現
・複数材料運用時のコンタミ懸念を低減
・高速粉末リサイクルモジュールで高生産性に寄与
・専用管理サーバーによる複数台マシンの一元管理を実現
・275×275×420mmの大容量造形サイズ
2.主な用途
航空宇宙、自動車、医療を含む、高い生産性と高い機械特性を求める産業用アプリケーション
3.主な仕様
造形サイズ:275×275×420mm
※420mm:ビルドプレートの厚みを含む
積層厚:30um、60um
標準材料:Ti(Gr.1/Gr.5/Gr23)、Ni718、SUS316L

 

●お問い合わせ
キヤノンマーケティングジャパン株式会社 生産革新機器営業部 販売課
TEL:03-3740-3399
URL:http://cweb.canon.jp/corporate/