EIZO(株)は、手術室向けの映像マネジメントシステム「CuratOR Surgical Panel」を大阪医科大学附属病院の手術室に導入した。
大阪医科大学附属病院では、本年3月に新築の中央手術棟をオープンし、ハイブリッド手術室2室を含む20手術室の本格運用を開始した。ハイブリッド手術室とは、治療用の手術台と検査用の撮影装置を組み合わせた手術室のことである。
大阪医科大学附属病院のCT(コンピューター断層撮影)ハイブリッド手術室に、同社は、昨年11月に発表したCuratOR Surgical Panel SP1-55を導入した。CuratOR Surgical Panelは、ドイツやスイスなど欧州の病院には多数の導入実績があるが、国内の病院には今回が初めての導入となる。
同社は、大阪医科大学附属病院が求めていた手術室の映像環境のコンサルティングから始め、CTハイブリッド室を含む全20室について、必要なハードウェアやソフトウェアのコーディネイト、設置、配線まで一貫して行った。
SP1-55は、手術室の壁面に本体を完全に埋め込む構造で、フルHD(1920×1080)の高輝度表示が可能な55型モニターを内蔵している。共に設置した信号配信マネージャーLMM0804と接続することで、顕微鏡や内視鏡などの術野映像や生体情報、HIS・PACSなどの医療情報を統合表示する。さらに、天井から吊るした手術室向け画像表示モニターEX270Wとの組み合わせにより、執刀医とスタッフが手術室内のどこからでも映像や画像が読み取れる環境を実現する。
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