東芝メディカルシステムズ、第89期決算ならびに役員人事の件

2016.06.21

 東芝メディカルシステムズ(株)は、平成28年6月15日(水)に開催された取締役会において、第89期(平成27年4月1日~平成28年3月31日)の決算および役員人事を次のとおり内定した。
 これらの事項は、平成28年6月28日(火)開催予定の定時株主総会および臨時取締役会に付議される。

I.第89期決算概要(単独決算)
売上高   291,310百万円 (前年度 279,967百万円)
経常利益  21,610百万円  (前年度 22,190百万円)
当期純利益 16,378百万円  (前年度 15,849百万円)

 当期における医療機器の国内市場は、医療機関の機能分化の進展や消費税増税の影響により医療機関の経営が悪化し低調に推移しているものの、64列CTの更新需要から若干の回復が見込まれる。米国では、大規模医療グループ拡大による売価の下落が継続しているが、医療制度改革の進展に伴う保険加入者の増加により医療機器需要は拡大しており、既存設備の更新も進んでいる。欧州では、西欧を始めとしたユーロ圏や、英国における景気は緩やかな回復が見られるが、依然として、ルーブル安の影響によるロシア・東欧市場の低迷により、全体としては停滞している。中国では、保険支出抑制により市場成長は減速しているものの、国産メーカーの台頭による活性化もあり、引き続き成長している。新興国市場は、ブラジル経済の悪化や原油価格下落による中東市場縮小により市場の成長は減速しているが、東南アジアを中心に高い経済成長率が見込まれており、人口増加や疾病構造の変化などにより医療ニーズが高まることが予測される。
 こうした状況下、当社売上は2,913億円(前年比113億円増)、経常利益は216億円(前年比6億円減)と増収減益となった。

Ⅱ.役員人事
代表取締役 社長
瀧口 登志夫 (再任)
取締役 専務
鷲尾 信宏 (再任)
取締役 専務
信太 泰雄 (昇任)
上席常務
上本 泰之 (昇任)
上席常務
神島 誓雄 (昇任)
取締役 常務
高橋 直樹 (再任)
取締役 常務
酒光 義之 (再任)
常務
佐々木 直樹 (再任)
常務
山本 真弘 (再任)
常務
今井 喜与志 (再任)
常務
山本 修三 (再任)
常務
前山 芳輝 (新任)
常務
田口 亘 (新任)
常務
宮口 俊哉 (新任)
常務
高橋 洋祐 (新任)
常務
鉞 泰行 (新任)
常務
立崎 寿 (新任)
監査役
福田 正巳

Ⅲ.退任役員
取締役上席常務 内藏 啓幸

Ⅳ.関係会社社長人事
平成28年6月28日付をもって次の会社社長が就任、退任予定。
(株)メリット
代表取締役社長(新任) 鷲尾 信宏(現、当社取締役専務)
代表取締役社長(退任) 戸崎 久彰

●お問い合わせ
東芝メディカルシステムズ(株)
URL: http://www.toshiba-medical.co.jp/tmd/