(株)JVCケンウッド、世界最小0.69型4K「D-ILA」デバイスを新開発

2016.10.07

独自の高精細反射型4K「D-ILA」デバイスを従来比※1約31%に小型化

 (株)JVCケンウッドは、独自開発のプロジェクター用高精細反射型液晶デバイスである「D-ILA」において、世界最小※20.69型の4K「D-ILA」デバイスを新開発した。これにより、4K高解像度で高コントラストの4Kプロジェクターのさらなる小型化が可能となる。そしてこのたび、本デバイスを搭載したJVCブランドの4K“D‐ILA”プロジェクター「DLA-Z1」をいち早く商品化した(12月上旬より発売予定)。JVCケンウッドは、本デバイスを核に、今後ますます拡大する4K市場へ向けて展開していく。
※1:JVCケンウッド社製1.27型4K「D-ILA」デバイスとの面積比較において。
※2:ホームシアタープロジェクター用ネイティブ4Kデバイスとして(2016年10月4日現在 JVCケンウッド調べ)。

<新開発の0.69型4K「D-ILA」デバイスの主な特長>
1. JVCケンウッド社独自の「D-ILA」微細画素設計技術により、画素ピッチ3.8μm角の世界最小※20.69型4K「D-ILA」デバイス(水平4096x垂直2160画素)を実現。
2.画素間ギャップ0.18μmを実現したことにより、小型高解像度でありながら90%以上の高開口率を維持。
3.これまで培ってきた画素間電極面の平坦度最適化技術と、デバイス内遮光設計技術により、プロジェクター輝度向上と、デバイス単体でのコントラスト比20,000:1を両立。
4.JVCケンウッド社で実績のある垂直配向方式液晶、無機配向膜を用い、長寿命・高耐久性を継承。

4K「D-ILA」デバイス
4K「D-ILA」デバイス
<開発背景>
 JVCケンウッドが独自開発したプロジェクター用高性能反射型液晶デバイス「D-ILA」は、プロジェクター用反射型液晶デバイス”LCOS”の代表的モデルで、高輝度と高精細化を両立できる特長がある。1997年にSXGA(130万画素)タイプの開発に成功し、2000年には4K解像度を実現。さらに2004年に1.7型、2007年に1.27型へと小型化を実現してきた。ハイエンドプロジェクター向けデバイスとして多年にわたる量産実績を積み重ね、これまで培ってきた技術力を結集し、このたび次世代の「D-ILA」デバイスとして、従来比※1約31%の小型サイズである0.69型の4K「D-ILA」デバイスを開発した。各種コンテンツをはじめ拡大する4K映像市場へ向け、本デバイスを搭載したプロジェクターの商品化に加え、デバイスを搭載したプロジェクターの商品化に加え、光位相制御など新たな用途への展開を目指していく。

<主な仕様>
主な仕様

<商標について>
・「D-ILA」は(株)JVCケンウッドの商標または登録です
・その他、記載されている会社名、製品名は各社の商標または登録商標です。

●お問い合わせ
(株)JVCケンウッドメディア事業部映像デバイス事業統括部マーケティング部
TEL:046-836-7304
URL:http://www.jvckenwood.com/