(株)JVCケンウッド、新開発の世界最小0.69 型ネイティブ4K「D-ILA」デバイスを搭載した新世代D-ILAプロジェクター、4K D-ILA プロジェクター「DLA-Z1」を発売
~独自の新開発レーザー光源技術「BLU-Escent」を採用し、高輝度3,000lmと約20,000時間の長寿命を実現~
(株)JVCケンウッドは、JVCブランドより、ホームシアター用プロジェクターの新商品として、4K D-ILAプロジェクター「DLA-Z1」を12月上旬に発売する。
本機は、JVCケンウッド社独自技術として、世界最小※1の0.69型ネイティブ4K「D-ILA」デバイスと新開発のレーザー光源技術「BLU-Escent(ブルーエシェント)」を採用し、緻密で滑らかな4K(4096×2160画素)映像の高精細表示を3,000lmの高輝度で実現。ネイティブ4Kに最適化した新開発の4K用大口径レンズや、新光学エンジンの採用など、JVCケンウッド社の映像技術を結集させた新世代のD-ILAプロジェクターだ。
※1:2016年12月上旬発売予定、ホームシアタープロジェクター用ネイティブ4Kデバイスとして(2016年10月4日現在JVCケンウッド社調べ)。
<主な特長>
これまで培った独自の高精細・高密度化技術により、画素ピッチを3.8μmとし、従来面積比※2約31%に小型化することで、世界最小※1の0.69型で4K(4096×2160画素)の高精細表示を実現。さらに垂直配向技術や平坦化技術により、光の散乱や回析などの異常光を抑えることで高コントラストを実現。大画面でも格子が見にくく、滑らかな高精細映像の表示を可能とした。
※2:JVCケンウッド社製1.27型4K「D-ILA」デバイスとの面積比較において。
2.新開発のレーザー光源技術「BLU-Escent」を採用し、高輝度3,000lmと約20,000時間の長寿命を両立
光源にはブルーレーザーダイオードを採用した新開発のレーザー光源技術「BLU-Escent」を採用し、3,000lmの高輝度と約20,000時間の長寿命を両立する。明るさのアップによって、200インチを超える大型スクリーンに対応するとともに、HDR投写時のピーク輝度を大幅に高め、レンジ感の広い映像が楽しめる。
3.ダイナミック光源制御による高画質と∞:1のコントラストを実現
レーザー光源では光出力の制御が瞬時に行なえるレーザーダイオードを採用しているため、従来の機械式絞り(アパーチャー)に比べ、遅延の少ないダイナミックな明るさ調整が可能だ。映像シーンの明るさに応じて、レーザーの出力を制御することで、より人間の知覚に近い映像を再現できる。また、ハイド時(映像非表示)や信号判別時等、レーザーの出力をコントロールすることで∞:1のコントラストを実現した。
ネイティブ4K「D-ILAデバイスの搭載に合わせ、新設計の16群18枚オールガラス・オールアルミ鏡筒レンズを開発。上下100%、左右43%※3という広いシフト範囲を確保しながら画面の隅々まで4K解像度を映しきるため、レンズの直径を従来機※4の65mmから100mmへ大口径化した。さらに、R/G/Bの屈折率の違いを加味した5枚のEDレンズを採用することで、シフト時の色収差・にじみなどを抑え、4K解像度を忠実に再現することが可能だ。
※3:16:9投写時。
※4:JVCケンウッド社製「DLA-X750R」との比較において。
レーザー光源と新シネマフィルターを採用した光学エンジンの組み合わせによりDCI P3のカバー率100%、BT.2020のカバー率80%以上の広色域を実現する。空や海のグラデーション、真紅の薔薇や新緑の並木などの自然美あふれる映像を色彩豊かに描き分けることが可能だ。
UHDブルーレイに代表されるHDRコンテンツの持つ輝度レンジの拡張や10bit階調、BT.2020といった広色域等に対応。高いコントラストに加えBT.2020カバー率80%の広色域、さらにレーザー光源によるダイナミック光源制御と最大輝度3,000lmでHDRコンテンツを最適に再現する。また、新たに、HDR視聴時の設定を容易にするHDR専用ピクチャーモードを備えるとともに、今後放送用として普及が見込まれるHybrid Log-Gammaにもいち早く対応した。
7.質感を高めた新デザインを採用
センター部に上品なブラックヘアライン仕上げのアルミ押し出しパーツを使用したシンメトリックデザインを採用。シアタールームに最適な反射を抑えたマットブラックの塗装を施し、レンズリングの内側にはゴールドアルマイトのアクセントを施すことにより質感を高めた。
<企画意図>
UHDブルーレイやOTT配信による4Kコンテンツの増加に伴い、家庭用プロジェクター市場でも4K対応モデルは、ハイエンドユーザーを中心として需要が拡大している。JVCケンウッド社も2011年から、独自の“e‐shift”テクノロジーの搭載により、4K解像度表示を実現したD-ILAプロジェクターを市場展開し、高いコントラスト比と優れた色再現性だけでなく、次世代のHDRコンテンツやフルスペックの4K映像入力をいち早く可能にした先進性で、多くの評価を得てきた。
今回発売する「DLA-Z1」は、さらなる高画質を求めるユーザーの要望に応え、映像デバイスを一新。世界最小※1の0.69型ネイティブ4K「D‐ILA」デバイスを新開発し、さらに新デバイスに最適化したレーザー光源技術「BLU-Escent」や4K対応高解像度レンズなどを搭載した新世代のハイエンドホームシアター向けフラッグシップモデルだ。
JVCケンウッド社が長年培ってきた高解像・高画質技術を結集した本機で、最新の4Kコンテンツを高解像度・高輝度で再現することに加え、“そこにいる”かのような臨場感あふれる映像を提供する。
<その他の特長>
・高品位・高品質の証である「THX 4K DISPLAY」認証を取得予定(申請中)。
・新4K「D-ILA」デバイスに合わせフルHD映像もより高精細な4K映像に変換する独自の高画質映像技術「Multi Pixel Control」がさらに進化。
・4K60P(4:4:4)信号にも対応した高精度動画補間技術「Clear Motion Drive」と映像の動きに応じて「D-ILA」デバイスの駆動を最適化する「Motion Enhance」を搭載。2つの独自残像低減技術により、動きのある映像を滑らかに再現する。
・設置条件や使用状況などで変化する光学特性を最適化する「オートキャリブレーション機能」※5を搭載。
※5:「オートキャリブレーション機能」を使用するには、市販の光学センサーと専用ソフトウェア、PC、LANケーブルが必要。
・スクリーン特性によって生じる色のアンバランスを補正する「スクリーン補正モード」を搭載。
・PC信号やゲームなどの表示遅延を低減する「低遅延」モードを搭載。
・レンズメモリーや画素調整、画面マスク等の調整内容を一括して最大10種類保存し、簡単に呼び出すことができる「設置設定」機能を搭載。
・さまざまな設置環境に対応する後面吸気・前面排気を採用。また、吸気口には業務用にも対応する高機能フィルターを搭載。さらに、高剛性シャーシを採用し、内蔵ファンの振動を低減。
・「D-ILA」ならではの明るくクロストークの少ない3D映像を実現。
<4K「D-ILA」デバイスの開発について>
JVCケンウッド社は1997年に独自の反射型液晶デバイス「DーILA」を開発。2000年には早くも初代4K「D-ILA」デバイスを開発し、さらに2004年に1.7型、2007年には1.27型と進化させ、研究用途から展示会など業務用市場を中心に高精細映像分野で業界をリードしてきた。2011年には、コンシューマー市場における4Kコンテンツの普及を見据え、1画素を斜めに0.5画素シフトすることで解像度を倍増して4K映像を実現する独自の高解像度表示技術「“e-shift”テクノロジー」を採用したホームシアター用プロジェクターを展開。「D-ILA」デバイスの持つ高いコントラストを生かした画づくりで好評を得ている。今回、これまで培ってきた独自の高精細、高密度化技術により0.69型世界最小※1のネイティブ4Kデバイスを開発するとともに、最新のコンテンツに合わせた画づくりのノウハウを結集させた。
<商標について>
・「D-ILA」「BLU-Escent」「e-shift」「4K/e-shift(ロゴ)」は(株)JVCケンウッドの商標または登録商標です。
・THX及びTHXロゴは、THX社の商標または登録商標です。
・HDMI(High‐Definition Multimedia Interface)と HDMIロゴは、HDMI Licensing. LLC の商標または登録商標です。
・その他、記載されている会社名、製品名は各社の商標または登録商標です。
●お問い合わせ
JVCケンウッドカスタマーサポートセンター
TEL:0120-2727-87(固定電話からはフリーダイヤル)
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URL:http://www.jvckenwood.com/