フィリップス、MRI対応生体情報モニタの最上位機種「Expression MR400」を新発売

2016.11.28

 株式会社フィリップス エレクトロニクス ジャパンは、11月14日より、MRI(磁気共鳴画像診断装置)対応の生体情報モニタ「Expression MR400(エクスプレッションエムアール400)」の販売を開始する。

 「Expression MR400」は、MRI環境下で重症系モニタレベルのモニタリングを目指した、フィリップスMRI対応生体情報モニタラインナップの中の最上位機種である。ECG(心電図)、SpO2、脈拍数/心拍数、EtCO2(呼気終末二酸化炭素濃度)、呼吸数、NIBP(非観血血圧)に加えてオプションでIBP(観血血圧)、麻酔ガス、体温を選択することが可能、小児3学会による「MRI検査時の鎮静に関する共同提言」1で推奨されているパラメータが測定できるだけでなく、術中MRIで求められるパラメータにも対応している。また、本製品ではタッチスクリーンや、重症系モニタで用いられているアラーム機能などを新たに採用、より質の高いモニタリングを可能にする。

 「Expression MR400」の希望販売価格は930万円から(税抜、仕様により異なる)、国内初年度の販売台数は約50台を見込んでいる。

 フィリップスはMRI対応生体情報モニタのラインアップに「Expression MR400」を加えることで、MRI環境下でのお客様の多様なモニタリングニーズにお応えし、安全なMRI検査をサポートしていく。

Expression MR400」の主な特長
・ECG(心電図)、SpO2、脈拍数/心拍数、EtCO2(呼気終末二酸化炭素濃度)、呼吸数、NIBP(非観血血圧)、IBP(観血血圧)、麻酔ガス、体温の測定が可能である。
・タッチスクリーンを採用している。
・5000ガウス磁場ライン、SAR 4 W/Kgおよび7.2μT B1rms以下でも安全に動作する。
・無線ECG/SpO2モジュールを採用、検査室のケーブルレス化に貢献する。
・ECGケーブルを短くして過熱のリスクを低くするとともに、独自のワンピース設計で装着面の広いゲル付きQuadtrode®電極を採用することで過熱を抑え、患者さんの熱傷のリスクを軽減する。
・多くのMRI装置との心電同期にも対応する。
・直接の無線通信によりMRI検査室と操作室の両方で同時に生体情報のモニタリングが可能である。
 包括的な感染対策が可能なMRI対応生体情報モニタとして、全パラメータともディスポーサブルのアクセサリを用意している。

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フィリップス MRI対応生体情報モニタの特長
・フィリップスの MRI対応生体情報モニタは、測定パラメータや構成にかかわらずMRI画像に干渉しないための設計がされている。1.5T/3.0T(テスラ)のMRI装置の環境で干渉せず問題なく使用可能であることを試験により確認済みで、フィリップスならびに他社の主要なMRI装置と併用が可能である。
・「Essential」と「Expression」、「Expression MR200」、「Expression MR400」のいずれかのモニタを組み合わせることで、鎮静処置から検査、搬送、回復までの一連の流れを、1つの無線モジュールでシームレスに連携し、ワークフロー改善を実現する。
・MRI検査室用生体情報モニタ「Expression」、「Expression MR200」「Expression MR400」と、MRI操作室用モニタ「Expression IP5 information portal (IP5)」を組み合わせてお使い頂くことにより2、MRI検査時のモニタリングデータを、麻酔記録システム、リサーチデータ収集システムをはじめとした、主要な院内ITシステムへ容易に送信することができる。

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フィリップス エレクトロニクス ジャパン(株)
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