二デック、角膜形状/ 屈折力解析装置の新モデル「OPD-Scan®lll VS」発売

2016.12.19
分かりやすいレポートで説明にも有用

 株式会社ニデックは、角膜の状態や眼の屈折状態を詳細に測定する角膜形状/ 屈折力解析装置OPD-Scan lll のラインアップに、「OPD-Scan lll VS」を追加した。

 角膜形状/ 屈折力解析装置は、角膜や水晶体など、光を屈折させる眼の部位を詳しく検査する装置である。広範囲な領域で測定された眼の屈折度や角膜形状のデータなどを解析することで、見にくさの要因を推測できる。
 今回ラインアップに追加されたOPD-Scan lll VSは、既存装置のOPD-Scan lllの機能をシンプル化し、分かりやすくまとめた次の3つのレポートを表示できる。

①基本情報レポート(被検者の眼の状態を総合的に評価するための基本情報画面)
②シミュレーションレポート(収差解析の結果から被検者の見え方をシミュレーションする画面)
③眼図レポート(被検者への説明用画面)

 特にシミュレーションレポートでは被検者の見え方をシミュレーションできるため、被検者への説明に有用である。また、これらのレポートはWEBブラウザ機能により、市販のタブレットなどの各種端末でも表示でき、装置から離れた場所でも測定結果の説明ができる。
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 同社は、これからも眼科医療機器メーカーとして市場のニーズにお応えし、“見えること”と“健康”をサポートできるよう、日々邁進していく。

■ 見にくさの要因を確認する3つのレポート

①基本情報レポート
被検者の眼の状態を総合的に評価するための基本情報画面である。左右の眼の測定結果が同じ画面上に表示され、眼の屈折度や角膜形状などを一度に確認できる。

②シミュレーションレポート
昼に裸眼で見た場合、夜に裸眼で見た場合、眼鏡を昼に装用した場合、夜に装用した場合、といった状況下での見え方と、コントラストによる視力への影響を表したグラフが1つの画面上に表示され、被検者の見え方をイメージすることができる。

③眼図レポート
眼の状態を表す複数のマップと眼図を組み合わせることで、眼のどの位置の測定結果なのか一目で確認できる。また、昼夜間のマップを比較することで、瞳孔径の違いによる視力への影響を確認でき、夜間の見にくさを訴える被検者に夜間用の眼鏡を提案することが可能である。

●お問い合わせ
二デック(株)
URL:https://www.nidek.co.jp/