GEヘルスケア・ジャパン 、日本開発・製造のワイドボア3.0T MRI装置 「SIGNATM Pioneer」 の新バージョンを発売 ~お客様の生産性をさらに向上させる新プラットフォームSIGNATM Works搭載~
医療課題の解決に取り組むヘルスケアカンパニー、GEヘルスケア・ジャパン(株)は、お客様の生産性をさらに向上させる様々な次世代機能を搭載した、日本開発の3.0T(テスラ)MRI(磁気共鳴断層撮影装置) 「SIGNA Pioneer」(シグナ パイオニア)の新バージョンを4月13日より販売開始する。本製品は、国内の大学病院等を含む総合大型病院や地域中核病院などの、高性能MRIを必要としかつ検査ワークフローの改善による収益向上を重視する専門性の高い施設、また1.0Tや1.5Tからの買替えを検討している施設を主要ターゲットとして販売する。
この度発売するSIGNA Pioneerの新バージョンは、従来のPioneerの 特徴であった優れた設置性・経済性、高画質、患者快適性に加え、生産性を最大化するためのソリューション「SIGNATM Works(シグナ ワークス)」を採用したことが最大の特徴である。SIGNA Worksは、検査から画像処理までの生産性を高めるためのGE のMRに共通の新たなプラットフォームだ。これにより、臨床用途の拡大、検査効率の向上、およびより高速な撮像を可能にする。
当社が行った顧客調査*1によると、MR購入検討時の課題として、「診断スピードおよび正確性の向上」 (放射線科医)、「病院、施設の臨床ニーズを満たす機能・システム」、「患者のスループットの改善」(技師)、「検査を受ける患者様の満足度向上」(経営層)が上位に上がっている。SIGNA Pioneerの新バージョンは、こうしたお客様のニーズにより一層お応えする次世代3.0Tワイドボア装置だ。
従来のSIGNA Pioneerは、GEヘルスケア・ジャパンのエンジニアが各国のニーズ、特に日本のお客様の声を取り入れ、グローバルの持つ総合技術力の上に、製品企画から開発にいたるすべてを日本チームが主導で行った製品で、2015年4月に販売を開始した。次世代デジタル技術のTDI(ティーディーアイ)*2や、一回のスキャンで複数画像が得られる画像再構築技術MAGiC(マジック:MAGnetic resonance image Compilation)をはじめ、多くの最新テクノロジーを搭載したSIGNA Pioneerは、ワイドボアかつコンパクト、電気消費量も抑えた設計で、優れた設置性と経済性を実現しつつ、検査中に音を発生させないSilent Scan(サイレント・スキャン)*3や圧迫感を与えないやさしいデザインにより、患者さんに快適な検査環境を提供する製品である。本製品は、GEヘルスケア・ジャパン本社内にある日野工場で製造され、国内のみならず世界に向けて出荷されており、2017年3月末時点で、世界で150台以上の販売実績を誇る。
*1 顧客調査: 2016年12月MRI購入にかかわる100人を対象にGEヘルスケア・ジャパンが実施。
*2 TDI(ティーディーアイ): Total Digital Imaging. デジタル信号の光ファイバーによる伝送方式を用いたOptix(オプティックス)をさらに進化させたもの。MR本体側レシーバーチャンネル(AD変換機)を最大97ch備え、1ch毎にデジタル変換を実現し、更なる高画質の描出を可能にする。
*3 SilentScan(サイレント・スキャン): 頭部に加え脊椎、整形領域においても静かな環境で検査を実現するGEヘルスケア独自の機能。検査環境音+3db以下。
●臨床用途の拡大を実現する進化したアプリケーション
ルーティンでの撮影により柔軟性・拡張性をもたらす多彩なアプリケーションで、より詳細な診断をサポート。
・動き補正技術の撮像シーケンスの拡張を可能にするPROPELLER MB。
・更なる時間短縮とコントラスト拡張が可能になったSilent Scan2.0。
・従来、脂肪抑制の効きにくい部位への対応ができ、均一で広範囲の脂肪抑制画像を短時間で撮像可能にするFSE Flex。3DボリュームイメージングのCube と組み合わせる事で、特に整形領域の検査時間を短縮可能に。
・心臓領域においてT1マップ、T2マップが得られるCardioMaps。処理は本体コンソール上で可能。
●高速撮像を可能にする革新技術
・革新的な圧縮センシングのアプリケーション「Hyper Sense(ハイパーセンス)」により、スキャン時間を短縮。
・DWIおよびDTI撮像時に、1度のRF照射で複数断面を同時励起することで、撮像時間の短縮が可能なHyperBand。
・3D Volume Imagingでの局所選択が可能になり、より短い時間での撮像を実現するHyperCube(ハイパーキューブ)。
●画像計算・解析の高速化による検査効率向上
・「高速リコンストラクションエンジン(62,000枚/秒)」と「エクスプレス患者テーブル」により、スキャン後から患者退室までをよりスムーズに。
・これまで検査後にワークステーションで行っていた画像解析処理を、本体コンソール上の「READY View(レディビュー)」で実施可能に。スキャン中の待ち時間を有効活用し、検査後の処理作業を削減。3Dボリュームレンダリング、各種マッピング、フュージョン等画像処理をより簡単に、短時間で行える。
その他、本資料に記載された装置の製品名/薬事販売名/医療機器認証番号は以下の通り。
製品名:SIGNA Pioneer
薬事認証名称:シグナPioneer
発売日:2017年4月13日(木)
医療機器認証番号:227ACBZX00011000
●お問い合わせ
GEヘルスケア・ジャパン(株)
コミュニケーション本部
ブランチャード美津子
TEL:0120-202-021
URL:http://www3.gehealthcare.co.jp/