(株)ワコムは、7月13日(水)から15日(金)まで東京ビッグサイトで開催される「国際モダンホスピタルショウ2011」に出展する。同社は出展のテーマに『広がるペン入力の可能性』を掲げ、「患者満足度」と「医療スタッフの作業効率」を向上させるために、『ペンで描く』ことに よって医師と患者のコミュニケーションシーンを円滑にする様々なソリューションをブース内にて提案する。
中でも今回新しい医療ソリューションとして、同社のペンセンサーが搭載された(株)ブリヂストンの電子ペーパーAeroBeeの情報端末(試作機)と、サイン入力専用液晶ペンタブレットSTUシリーズを入力装置として使用した問診・同意署名ソリューションや、クラウド環境において液晶ペ ンタブレットを使用できる新しい電子カルテシステムを紹介する。さらに、液晶ペンタブレットをワイヤレス環境で利用できるインタラクティ ブ・メディカル・カートを参考出展する。
またこの他にも電子カルテや検査システムなどのソリューションも実際に液晶ペンタブレットを利用して体験できるほか、医療システム上に手書き機能を容易に実装する開発支援ツールなども用意されている。
今後同社では、さらに幅広い利用シーンにおいて液晶ペンタブレットを利用した最適な医療システムの提案と共に、同社の提供する「Wacom feel ITtechnologies」を搭載した電子ペーパーやタブレット端末などを、医療現場のニーズにマッチしたペンで描く新しい医療ソリューションとして提案していく予定である。
【主な展示内容】
●問診・同意署名ソリューション
患者が記入する問診票や検査時の同意書などは、ほとんどが紙で作成され、管理・運用が行われている。同社は、株式会社ブリヂストンの電子ペーパーAeroBeeや、同社のサイン入力専用液晶ペンタブレットSTUシリーズを使用して手書き入力が行える問診・同意署名ソリューションを紹介。このソリューションにより問診票や同意書などのデジタル化を実現し、電子データとしての二次利用が可能となる。さらに電子カルテをはじめとした他の医療システムと連携することが可能となるため、医師や看護師の業務効率化を支援できる。
●クラウド環境に対応した電子カルテソリューション
これまでソフトマックス(株)のWEB型電子カルテシステムと同社の液晶ペンタブレットを組み合わせた医療ソリューションが提案されている。今回はさらに本システムをクラウド環境にも対応したことで、従来、地域医療連携を推進する上で課題であったシステムの初期導入および運用コストを削減できるほか、メンテナンスの負担も軽減することができる。そのため地域格差を生むことなく、医療圏ごとの患者データの共有をスムーズに行うことが可能となる。
●インタラクティブ・メディカル・カート
液晶ペンタブレット(DTU-1631)、バッテリー、ネットワークディスプレイアダプタ(NetDA)を一つのカートに搭載し、院内でナースセンターや病室を移動しながら液晶ペンタブレットをワイヤレス環境で利用することができる。このソリューションを利用すること で、医師や看護師はPCを持ち歩く必要がなくなり、通常の院内システム環境で回診を行うことが可能。また、回診時の画像参照や処方内容の確認なども簡単な操作で行うこともでき、患者へよりわかりやすく正確なインフォームド・コンセントを実現させる。
出展協力:泉株式会社、サイレックス・テクノロジー株式会社、株式会社ベイサン(順不同)
【国際モダンホスピタルショウ2011】
会期:2011年7月13日(水)~15日(金)10:00~17:00
会場:東京ビックサイト 東展示棟4・5・6ホール/会議棟
ワコム社ブース番号:東6ホール F-64ブース
主催:社団法人 日本病院会/一般社団法人 日本経営協会
●お問い合わせ
株式会社ワコム ソリューション営業部 医療営業グループ
TEL:[東京] 03-5309-1505
[大阪] 06-6374-0074