東芝メディカルシステムズ(株)は、慶應義塾大学医学部放射線科学教室の陣崎雅弘教授らの主導のもと産学連携により、世界初の全身用320列面検出器型の立位・座位CTを開発した。
同社は、世界で初めて160㎜の幅を1回転0.35秒で撮影できるエリアディテクターCT Aquilion™ ONEを開発、2007年に販売を開始した。その後、2012年には回転スピードを0.275秒まで向上させたAquilion ONE / ViSION Edition、2016年にはさらなる被ばく低減技術を搭載したAquilion ONE / GENESIS Edition を発表した。
今回開発した世界初の全身用320列面検出器型の立位・座位CTには、この最新のエリアディテクターCTの技術を応用している。加えて、装置左右のスタンド部分に内蔵される高剛性、高精度な駆動機構を開発し、画質に影響を及ぼす振動を従来の臥位CT以下に抑え、スキャナ自体を上下駆動させながらの全身撮影を実現した。今後、2017年5月以降、臨床研究が開始される予定である。
同社は昨年12月にキヤノングループの一員となった。キヤノンは新たな成長分野としてヘルスケアを事業の大きな柱と位置づけている。当社はこれからもMade for Life™の理念のもと、医療機関の皆様との共同研究を進めることで、さらなる医療への貢献を目指す。
Auqilion、Aquilion ONE、ViSION Edition、Aquilion ONE GENESIS、
Made for Lifeは東芝メディカルシステムズの商標である。
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