東芝メディカルシステムズ(株) は、ハンドキャリータイプ超音波診断装置の最新モデル ViamoTM c100(ビアモ シー100)の国内販売を本日より開始する。
新製品は、5月26日(金)~28日(土)栃木県総合文化センター(栃木県宇都宮市)で開催されるUltrasonic Week 2017(日本超音波医学会第90回学術集会および、日本乳腺甲状腺超音波医学会第38回学術集会併設展示会)に出展する。
近年、超音波診断装置の目覚しい進歩により、疾病の早期発見・予防、そして治療時のガイドとしての役割が注目されており、いつでもどこにでも持ち運ぶことが可能なハンドキャリータイプの超音波診断装置はその活躍の場を急速に広げている。例えば、電源の確保が難しい災害現場やスポーツ選手たちの試合でのハプニングや練習中の思わぬケガなど、院外での活用シーンが広がっている。
Viamo c100は、高画質性能を実現しながら、バッテリー、観察モニタをコンパクトに一体化したハンドキャリータイプの超音波診断装置である。重さは従来装置と比較しておよそ25%軽量の5.9kg、サイズはH72mm✕W366mm✕D309mmとコンパクト設計。本体にプローブを直接つなげてそのまま検査ができるので、患者さんのそばで診断ができるPOC(Point of Care)に対応可能な装置である。また、専用のカートに、プローブ切り替えユニットやプリンタ等とともに搭載し、手軽に移動して使用することも可能である。
新製品の主な特長
1. 軽快なフットワーク
最大2時間駆動が可能な大容量バッテリーを内蔵している。院内・院外を問わず、電源が確保できない場所へ持ち出して検査をすることが可能である。
また、スタンバイモードからわずか8秒でシステムが立ち上がり、検査が可能になる。術者・患者を待たせることなく必要な検査を行うことができる。
尚、本体ボディには実用金属中最軽量のマグネシウム合金を採用。軽量かつ頑強、安心のハイクオリティー仕様が日常診療をフルにサポート。
2. 高品質な観察モニタによる安心の高画質
映り込みや角度依存性が少ない、15インチのノングレアモニタを採用。部屋の明るさに合わせて自動的に輝度を調整するAuto brightness adjustment機能を搭載しており、明るい診察室でそのまま使えるのはもちろん、移動した場所の部屋の明るさを気にすることなく検査することができる。 また、画像処理技術には組織境界や内部
構造を明瞭にするV-imageを搭載。日常診療において安心の高画質を提供する。
3. フレキシブルな専用カート
専用のカートには、プローブを3本接続して任意に切り替えることのできる専用の薄型プローブ切り替えユニット(オプション)を搭載可能である。操作パネル面の高さは62cmから90cmまで調整できるので、座位から立位の操作まで、さまざまな検査スタイルに対応可能で、操作者の負担を軽減する。
また、本体と専用カートの着脱はワンタッチで行えるので、例えば診察室でカートに乗せて検査したあと、取り外して往診へ持ち出すなど、1台の装置を効率的に運用することが可能である。
●お問い合わせ
東芝メディカルシステムズ株式会社
TEL:0287-26-5100
URL:http://www.toshiba-medical.co.jp/