循環器向けDICOM動画ネットワーク製品の開発・販売を手掛けるフォトロン M&E ソリューションズ(株)は、循環器向けDICOM動画ネットワークシステム『Kada-Solution』(高速DICOM動画サーバ『Kada-Serve』、マルチモダリティ対応DICOMビューア『Kada-View』、循環器向けレポーティングシステム『Kada-Report』からなる循環器部門向け動画ネットワークソリューション)を医療法人春林会 華岡青洲記念 心臓血管クリニックに納入した。
▼ 導入事例公開ページ
https://www.photron.co.jp/products/medical/example/hanaoka.html
■導入の背景
華岡青洲記念 心臓血管クリニックは最新鋭・最高性能のモダリティをそろえる循環器領域に特化したクリニックだ。外来/病棟/カテ室などの患者との接点である“現場”をコンパクトにし、それらの情報を集約するための洗練されたシステムを構築することで、総合病院よりも迅速かつ質の高い医療を提供できるのではとの考えから開院準備を進めてきた同クリニック。
モダリティからの動画や患者情報の取り込み、データのやりとり、画像表示や処理能力などの点で要求を満たしていた『Kada-Solution』を、情報管理の中枢システムとして採用した。
■華岡青洲記念 心臓血管クリニック システム構成概要
『Kada-Solution』は、ジェイマックシステム(株)の静止画サーバPACSとシームレスに連携し情報管理の中枢を形成している。アンギオ装置をはじめとしたさまざまな検査装置のDICOM動画を『Kada-Serve』で管理。静止画はジェイマック社のPACSで管理している。システム内の検査結果表示用ビューワ“マトリックスビューワ”から、血管造影を選ぶと『Kada-View』で即座に動画が再生され、CTを選択すると静止画ビューワが起動。『Kada-Report』で作成されたレポートも確認が可能だ。PACSとのシームレスな連携により、動画や静止画を切替なしで素早く再生/表示することができる。静止画サーバとは別に動画専用のネットワークシステムを採用することで、汎用システムでは実現できなかったストレスのない動画再生が可能となっている。また『Kada-View』はアンギオ装置だけでなく、よりデータ容量が大きいIVUS・OCT画像の観察にも使用されている。
■循環器向けDICOM動画ネットワークシステム『Kada-Solution』製品概要
・高機能DICOM動画サーバ『Kada-Serve』
アンギオやIVUS、エコー、CT、MRIなどのDICOMデータを受信し、管理するDICOM動画サーバで、DICOMデータを保存すると同時に、高圧縮されたWindows Media Videoファイル形式も自動で生成し、DICOMデータ(原本画像)とWMVデータ(参照画像)の両方で運用できる。
・マルチモダリティ対応DICOMビューワ『Kada-View』
アンギオやIVUS、エコー、CT、MRIなどのDICOMデータを、快適に表示する為のソフトウェアで、画像表示エリアでのマウス操作で画像処理がおこなえる独自の「Kadaインターフェース」、充実したファイル変換機能に定評がある。
・循環器部門向けレポーティングシステム『Kada-Report』
サーバ・クライアント型の循環器領域向けレポーティングシステムでで、『Kada-Serve』、『Kada-View』とシームレスに連携し臨床画像を加えたレポートの作成が可能となる。
【医療法人春林会 華岡青洲記念 心臓血管クリニックについて
所在地:札幌市豊平区美園3条5-3-1
理事長・院長:華岡慶一
開院:2016年8月
URL:http://hanaokaseishu.com/
●お問い合わせ
フォトロン M&Eソリューションズ株式会社
http://www.photron.co.jp/products/medical/