医療課題の解決に取り組むヘルスケアカンパニー、GEヘルスケア・ジャパン㈱(以下GE)は、多様化する顧客ニーズに対応したGEのCT製品群、Revolution Familyに加わる新製品として、4月25日より、Revolution Frontier(レボリューション フロンティア)の正式販売を開始する。主に大学病院や高度急性期・急性期医療を担う医療施設を対象に販売する。
Revolution Frontierは、CT(コンピューター断層撮影装置)に求められる2大要素である高分解能画質とデュアルエナジー撮影に関わるコンポーネントとして、管球、検出器、および再構成エンジンを一新した新製品だ。この2つの要素を一台にまとめて備えることで、多様化するCT撮影へのニーズに応えることを目指していく。
具体的には、高分解能化による腫瘍等のサイズ計測精度の向上と、それによる医師による確信度の高い診断の提供や、患者の腎機能に合わせた造影剤量の決定、検査目的に合わせた被ばく低減*1、患者の心拍状態に合わせたスキャンプロトコルの選択*2、放射線治療や薬剤治療の効果判定など様々なニーズに対応する機能・アプリケーションを搭載することで、患者一人ひとりに最適な医療を提供し個別化医療の一翼を担う*3。
【製品特長】
高分解能撮影Revolution Frontierは、優れた光応答特性*4を持つGEのみの技術であるGemstoneシンチレータを検出器の 素材として使用しており、従来のCTと比較して約2.5倍の高サンプリングを行い、0.23mmという優れた空間分解能を実現している。全身領域で高精細な画像を提供し、サイズ計測精度の向上、それによる確信度の高い診断を支える。
デュアルエナジー撮影GSI Pro Revolution Frontierのもう一つの大きな特長はGSI Pro(デュアルエナジーCT)だ。1度の撮像で異なる2つのX線エネルギー画像を同時に取得する技術を使ったデュアルエナジ―CTは、使用造影剤量の最適化や、組織間の僅かなコントラストの違いを増強することで病変検出を向上させることが知られている。
“Gemstone Spectral Imaging : GSI(ジーエスアイ)”と称するGEのデュアルエナジーアプリケーションは、ガントリ回転中に管電圧を80kVpから140kVpへ高速で切り替えながら連続的に2つのエネルギーのデータを収集するFast kVp switching方式を採用しており、精度の高いデュアルエナジー画像を提供する。
*1 3D mA ModulationおよびSnapShot Assist機能による。
*2 SnapShot AssistおよびSnapShot Freeze機能による。
*3 ユーザーからのコメントであり、同社が本効果を保証するものではない。実際の被ばく量は撮影条件や撮影部位によって左右される。
*4 各社が使用するGOSシンチレータと比較してX線発光プライマリースピードが100倍高速化、光が消えるスピード(アフターグロー)が、4分の1に低減(GE調べ)。
●お問い合わせ
GE ヘルスケア・ジャパン㈱
コミュニケーション本部 ブランチャード美津子
TEL:0120-202-021
URL:http://www3.gehealthcare.co.jp/ja-JP