東陽テクニカ、 既存の蛍光顕微鏡の解像度を90nmにする「ユニバーサルCODIM 超解像顕微鏡モジュール」を発売~蛍光顕微鏡が超解像顕微鏡に!~

2018.06.13

 (株)東陽テクニカは、超解像顕微鏡モジュールを開発・製造するBioAxial SAS(以下バイオアキシャル社)の新製品、「ユニバーサル CODIM 超解像顕微鏡モジュール」を2018年6月27日より販売する。ラインアップの拡充により、ライフサイエンス向けイメージング事業の強化を図っていく。
 「ユニバーサル CODIM 超解像顕微鏡モジュール」は、市販されている殆どのメーカーのライフサイエンス用蛍光顕微鏡※1に取り付けることができ、既に所有している蛍光顕微鏡の性能を、容易にかつ安価に、生細胞観察が可能な超解像顕微鏡レベルにまで向上させる。
 本製品を、2018年6月27日(水)~6月29日(金)に東京ビッグサイトで開催される「BIO tech 2018 第 17 回 バイオ・ライフサイエンス研究展」に初展示する(ブース番号︓東 7 ホール E51-12)。
toyot
 「ユニバーサル CODIM 超解像顕微鏡モジュール」は、取り付けるだけで簡単に、殆どのメーカーのライフサイエンス用蛍光顕微鏡を 90nmの解像度を達成する超解像顕微鏡に変えるモジュールだ。生体に照射する光の強度が一般的な蛍光顕微鏡と同等以下で済むため、超解像顕微鏡で課題となっている光毒性による影響を大幅に軽減し、また、蛍光試薬の褪色も抑えるという、今年4月に発売した世界で唯一の共焦点蛍光顕微鏡用超解像モジュール「CODIM100 超解像モジュール」※2の2つの特長、“低光毒性”ならびに“蛍光試薬の低褪色性”を引き継ぎ、長時間かつ高時間分解能のタイムラプス測定を実施し、生体現象を的確に検証・評価することができるようになる。生細胞内における蛋白質の挙動を鮮明に観察、特に、長時間・高時間分解能のタイムラプス測定を希望する研究者には理想的なシステムだ。
 さらに、独自のオペレーションソフトウェアを搭載し、直感的な操作が可能である。また、既に使用している蛍光試薬をそのまま利用でき、これまでの実験プロトコールを変更すること無く、過去の実験データを継承しつつ、より詳細な評価を実現することができる。初期導入コストおよびランニングコストも抑えることができる。

【「ユニバーサル CODIM 超解像顕微鏡モジュール」の主な特長】
■市販されている殆どのメーカーのライフサイエンス用蛍光顕微鏡に取り付け可能
■低光毒性の実現により、生細胞を安定して観察可能
■一般的な蛍光試薬をそのまま利用可能
■長時間かつ高時間分解能によるタイムラプス測定が可能
■488nmのレーザ波長で最大90nmの分解能を実現

【製品データ】
■製品名︓ユニバーサル CODIM 超解像顕微鏡モジュール
■システム構成︓ユニバーサル CODIM 本体+コントローラ+PC
■発売日︓2018年6月27日

【「BIO tech 2018第17回バイオ・ライフサイエンス研究展」に出展】
 2018年6月27日(水)~6月29日(金)に東京ビッグサイトで開催される「BIO tech 2018第17回バイオ・ライフサイエンス研究展」に、本製品を展示する。
■会期:2018年6月27日(水)~6月29日(金)
■会場:東京ビッグサイト 東7ホール
■ブース番号:E51-12
■展示会公式サイト: http://www.bio-t.jp/

<東陽テクニカセミナー>
●タイトル: ライブセル超解像画像取得モジュール CODIM
「共焦点顕微鏡を活用したライブセルイメージ取得において低光毒性と超解像顕微鏡イメージを実現するアドオンモジュール!!」
●日時・場所: 6月27日(水)13:30~14:00、東7ホール E-10
●セミナー紹介ページ: http://d.bio-t.jp/ja/Expo/4415664/-

※1 蛍光現象を利用し、試料の蛍光の有無や種類を観察できる。医学、生物学などに広く利用されている顕微鏡。
※2 2018年3月30日付 「CODIM100 超解像顕微鏡モジュール」ニュースリリース
~細胞やたんぱく質を生きたまま100nm以下の超解像度で観察 ライフサイエンス分野の研究開発を支援~一般的な共焦点蛍光顕微鏡を“超解像顕微鏡”に変える世界で唯一の「超解像顕微鏡モジュール」を発売

●お問い合わせ
(株)東陽テクニカ
TEL:03-3245-1067
URL:https://www.toyo.co.jp/