コニカミノルタ、グッドデザイン・ベスト100選出のプラネタリウム投映機「コスモリープ Σ」など 5製品が2018年度グッドデザイン賞を受賞

2018.10.03

コニカミノルタ株式会社(以下 コニカミノルタ)は、5製品が公益財団法⼈⽇本デザイン振興会主催2018年度グッドデザイン賞を受賞した。このうち、プラネタリウム投映機「コスモリープ Σ」は、特に優れた100件に贈られる「グッドデザイン・ベスト100」に選出された。加えて、審査委員による「私の選んだ⼀品 2018 – 2018年度グッドデザイン賞審査委員セレクション」にも選定され、コニカミノルタのプロダクト・デザイン、品質へのこだわりが⾼く評価された。

「2018年度グッドデザイン・ベスト100」受賞製品
<プラネタリウム投映機「コスモリープ Σ」>

〜星の美しさにこだわった多機能型光学式プラネタリウム〜

■デザインのポイント
凝縮された光学技術に基づく構成原理が、宇宙空間に美しい調和をもたらすデザイン。
■審査委員の評価(公式評価コメント)
構造を外板でカバーする製品が多い中、構造がそのまま外観を造り上げる機械であるプラネタリウムは、光学設計や精密設計から滲み出てくる機械美が魅⼒で少年少⼥の⼼をくすぐる。恒星球や惑星投映機の可動部は夜空の動き(地球の動き)を体現するもので、プラネタリウム筐体が秩序ある精密機器であることは、⼦供達に対して宇宙もまさに秩序によってできていることを伝える役割を担うという意味でも⾼く評価された。
【 受賞製品の特⻑ 】
最新の光学技術や微細加⼯技術、機械制御技術により、惑星投映機⼀体型では世界最⼩クラスの⾼さ2.5mで、設置⾯積も1メートル四⽅のコンパクトサイズにもかかわらず、本格的な星空解説にも対応できる各種機能を備えている。星座絵62個、星座線5種、夏の⼤三⾓などの⽬印13種の全80種の絵柄を、世界で初めてスターボール(恒星球)内に搭載することに成功した。岡⼭天⽂博物館をはじめとする各地のプラネタリウム館に導⼊されているほか、12⽉に有楽町に開業する「コニカミノルタ プラネタリア TOKYO」にも導⼊予定である。
◆製品情報:https://www.konicaminolta.jp/planetarium/hard/planetariums/cosmoleap_sigma/index.html

「2018年度グッドデザイン賞」 受賞製品
・ニオイ⾒える化チェッカー「Kunkun body (クンクン ボディ)」

〜世界初、⼝や体のニオイの種類と強弱を測定し可視化するソリューション〜

■デザインのポイント
ニオイチェックは⾝だしなみと位置づけ、衛⽣・清潔・安⼼をコンセプトに、端末は持ちやすく、滑りにくい、さらには⼿に吸い付くような感触、アプリは真⾯⽬さや科学的な印象のあるデザイン
■審査委員の評価(公式評価コメント)
体臭を理由とするスメルハラスメントという社会問題も起こっている現代。しかし⾃分の体臭を⾃覚することは難しく、他⼈に聞くには⼼理的な抵抗もあるだろう。このように繊細な問題でもある体臭を数値で確認、客観的に判断して対策を考えたり、計測の結果、⾃信を持ったり安⼼することもできる。時代のニーズが反映されたこれまでにない製品であることと携帯し易いデザインにまとめている点で審査員の評価を得た。
【 受賞製品の特⻑ 】
測定デバイスとスマートフォン⽤アプリケーションから構成される、ニオイ測定ソリューションである。くちのニオイ、汗臭、加齢臭、ミドル脂臭を検知、嗅ぎ分け、測定したニオイを独⾃のシステムによって定量化。アプリケーション画⾯にニオイの強さを数値とグラフで表⽰する。測定結果のレベルによりニオイ対策が必要かどうか客観的な判断が可能になる。
◆製品情報:https://kunkunbody.konicaminolta.jp/

・超⾳波診断装置「SONIMAGE (ソニマージュ) MX1 / SNiBLE (スナイブル) yb」
〜コンパクトサイズでありながらワンクラス上の画像性能を実現〜

■デザインのポイント
航空機⼿荷物クラスの⼩型軽量サイズに、充電クレードルや⼤型ハンドルを採⽤した持ち運びに適したデザイン。
■審査委員の評価(公式評価コメント)
なぜこのような製品がこれまでなかったのか、と思えるほど本製品は医療現場でこれからの定番として求められるであろうことが想起され、評価のポイントなった。具体的には、医療従事者および患者の⽴場に⽴ちながら、超⾳波画像診断装置をより⼩さく、より⾼度に、より安全に、より使いやすいものにデザインしている点に感銘を受けた。
【 受賞製品の特⻑ 】
軽量・コンパクトでありながらも⾼精細な画像を実現した。超⾳波診断装置を⼿軽に持ち運べるようにすることで、場所を選ばずに的確な診療をサポートする。整形外科モデルである「SNiBLE yb」は、外来診療をはじめ、スポーツドクターによる現場での診察、リハビリでの回復観察などの利⽤に適している。
◆製品情報:https://www.konicaminolta.com/jp-ja/newsroom/2018/0306-01-01.html

・ディスプレイカラーアナライザー「CA-410」
〜有機ELなど進化し続けるディスプレイの測定ニーズに対応〜

■デザインのポイント
様々な測定環境に適応すると共に、光学機器としての⾼い質感と堅牢性を追求し、プロ⽤機器としての魅⼒を凝縮したデザイン。
■審査委員の評価(公式評価コメント)
⾼い測定精度を予感させる、無駄の無い機能的な佇まいである。従来の機種と⽐べ⼤幅にコンパクト化されたデータプロセッサーは、携帯性に優れるだけでなく、プローブと共にブラックのカラーでまとめることで、光学系計測機器としての統⼀された世界観を⽣み出している。整然と並んだ背⾯のプローブ接続端⼦の収まりも美しい。また、視認性の⾼いオリジナルフォントの開発や練り込まれたUIデザイン、さらに⾃動ゼロ校正の搭載による操作⼿順の単純化によって、現場における測定作業の単純化と効率化を実現しており、⾼画質化の進むディスプレイ開発現場のニーズに応えるデザインであると評価した。
【 受賞製品の特⻑ 】
本機は、テレビやスマートフォンのディスプレイ⽣産現場において⽤いられる光計測機器である。有機ELディスプレイをはじめとするハイダイナミックレンジ(HDR)化したディスプレイの測定においても、超低輝度から⾼輝度まで、⾼速かつ⾼精度化を実現し、進化するディスプレイの豊かな画像表現と⽣産性向上に貢献する。
◆製品情報:https://www.konicaminolta.jp/instruments/products/light/ca410/index.html

・「コニカミノルタプラネタリウム“天空”in TOKYOSKYTREETOWN®」
〜プラネタリウムでただ⼀度の、奇跡に出逢う。〜

■デザインのポイント
時とともに移り変わる空「Magic Blue(マジック・ブルー)」をテーマに、⼀連のプラネタリウム体験を提供するデザイン。
■審査委員の評価(公式評価コメント)
施設のリニューアルでは設備や空間のスペック向上に注⼒しがちだが、このプラネタリウムでは⽴体⾳響や最新の投映システムなどの設備を更新するだけでなく、ユーザー体験をより豊かにするための演出に重点がおかれている点が評価できる。⼣暮れから満天の空へと連なる⼀連の演出は、当施設のコンセプトを体で感じられるものであり、単に星空を鑑賞するだけではない、物語や気づきをユーザーに提供し、プラネタリウムの新しい魅⼒を作り出すことに成功していると⾔える。
【 受賞製品の特⻑ 】
プラネタリウム機器メーカーであるコニカミノルタの直営館として2012年5⽉22⽇にオープンした。受賞対象となった2017年のリニューアルでは、「Magic Blue」をコンセプトに、最新の⽴体⾳響、投映システム、そしてプレミアムシートを新たに導⼊し、訪れる⼈それぞれが『今、ここにいる奇跡』を体感できるエンターテインメント施設として⽣まれ変わった。
◆施設情報:https://planetarium.konicaminolta.jp/tenku/information/

●お問い合わせ
コニカミノルタ株式会社 広報グループ
TEL︓03-6250-2100