GEヘルスケア・ジャパンとエヌ・エム・ピイ ビジネスサポート、 PET検査用薬剤合成設備「FASTlab」の販売において提携 ~次世代合成設備の更なる普及に向け連携を構築~
GEヘルスケア・ジャパン株式会社(本社:東京都日野市、代表取締役社長兼CEO:多田 荘一郎 以下、GEヘルスケア)とエヌ・エム・ピィ ビジネスサポート株式会社(本社:兵庫県三田市、代表取締役社長:高橋淳 以下、NBS)は、PET(陽電子放射断層撮影)検査で使用する放射性薬剤を自動合成する放射性医薬品合成設備「FASTlab(ファストラボ)」について販売提携に関する契約を締結し、新たな体制による同製品の日本国内における販売を11月9日より開始します。
FASTlab は主にがんのPET検査で使用するFDG(フルデオキシグルコース)*1と脳内のβ(ベータ)アミロイドを可視化するVIZAMYLTM(ビザミル)*2を自動合成する装置で、GEヘルスケアでは2012年4月より国内での販売を開始しています。
NBSは、放射性医薬品を取り扱う日本メジフィジックス株式会社の関連会社で、医療やアイソトープ利用技術に関連する各種製品・サービスを提供し、国内でも多くの実績を持っています。
今回の提携により、FASTlabの特徴を活かしより一層の国内普及に向け、体制を強化しサイクロトロン導入済の医療機関等および新規導入先に対して、設置計画から運用までの各段階における、タイムリーなソリューションを提供することが可能となります。
FASTlabのおもな特徴
- 1台で2つのPET診断用薬剤が合成可能な日本初の放射性医薬品合成設備
ー 安定した高収率かつ短時間合成
ー FDG及びビザミルの合成が可能
ー 省スペース設置、ホットラボ室の限られた設置条件に対応 - 準備と管理工数を削減し、ヒューマンエラーを低減する優しい設計
ー フルパッケージングカセット(FDG、ビザミル) :合成に必要な合成用試薬が予めセット
ー カセットの種類、使用期限、製品ロットなどをバーコードで管理 - 放射線防護に配慮し、オペレーターの被ばくを低減する設計
ー カセットの自動洗浄機能により合成オペレーターの被ばくを低減
*1:FDGは糖の一種であるグルコースの化学構造にフッ素同位体を組み込んだ物質
*2:VIZAMYLTM (ビザミル)はGEの登録商標であり、一般的名称はフルテメタモル(18F)です。
本資料に記載された装置の製品名/薬事認証名称/医療機器承認番号は以下の通り
製品名: FASTlab(ファストラボ)
薬事販売名: 放射性医薬品合成設備 FASTlab
医療機器承認番号: 22300BZX00445000
GEヘルスケア・ジャパンについて
GEヘルスケア・ジャパン株式会社は、GEヘルスケアの中核拠点の1つとして1982年に創設されました。予防から診断、治療、経過観察・予後管理までをカバーする「プレシジョン・ヘルス」の実現を目指し、インテリジェント機器やデータ分析、ソフトウェア、サービス等を提供しています。国内に研究・開発、製造から販売、サービス部門までを持ち、日本のお客様のニーズにお応えしつつ、日本が直面する医療課題の解決に取り組んでいます。日本における社員数は約2,000名、本社および60カ所の事業拠点があります(2018年4月1日現在)。ホームページアドレスはwww.gehealthcare.co.jp(ライフサイエンス統括本部:www.gelifesciences.co.jp)
エヌ・エム・ピィ ビジネスサポート株式会社について
エヌ・エム・ピイ ビジネスサポート株式会社は、放射性医薬品のトップメーカーである日本メジフィジックス株式会社の100%出資会社で2000年3月に設立されました。放射性薬剤製造用の小型精密装置の開発、放射線遮蔽機能を備えたクリーン設備の設計製作、医療の場でお使い頂く分注装置やファントムの販売など高品質な製品とサービスを提供することにより医療機関・研究機関等のニーズにお応えしております。社員数は約80名、国内に4つの事業所があります。ホームページアドレスは http://nmp-bs.co.jp/