キヤノンメディカルシステムズ社員、米国電気電子学会にてRobert Bosch Awardを日本人として初受賞

2019.02.15

 キヤノンメディカルシステムズ(株)の先端研究所 所長である藤田博之が、電気・電子技術の最高峰の国際学会であるIEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineering:米国電気電子学会) のEDS(Electron Devices Society:電子デ バイス)部門賞であるRobert Bosch Awardを受賞した。受賞理由は、「マイクロアクチュエータ、オプティカルMEMS、バイオMEMSにおけるパイオニアとしての貢献とMEMSサイエンスにおける強力なリーダーシップ」。韓国ソウルで開催されたIEEE MEMS2019大会(2019/1/27 – 1/31)中に授与式が行われた。

 Robert Bosch Award は、自動車や昨今注目されている IoT の基盤要素技術となる MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)分野で世界的に権威ある賞。賞の名前を冠しているRobert Bosch は、世界最大のドイツの自動車部品メーカBosch社の創始者で、同社はMEMSデバイスの微細加工の製造装置で大きな貢献がある。今回の受賞は、本賞が創設された2014年以降、6人目の受賞者であり、日本人として初の快挙となった。

授賞式の様子

 藤田は、2018 年 3 月まで、東京大学生産技術研究所の教授として長年、MEMS 分野で活躍し、国際的な組織である「マイクロナノ学際研究センター」を立ち上げるなど、フランスを中心に欧州、アジア、米国の MEMS 研究を牽引してきた。当社は、2017 年より藤田を先端研究所に迎え、将来の新たな先端技術の研究を推進している。これからも「Made for Life」の理念のもと、最新の技術開発で尊い命を支える医療に貢献していく。

●お問い合わせ先
キヤノンメディカルシステムズ
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