フィリップス、新16 スライスマルチスライスCT「Access CT」を発売

2019.04.02

 株式会社フィリップス・ジャパンは「2030 年までに30 億の人々の生活を向上させる」をビジョンに掲げ、健康な生活、予防、診断、治療、ホームケアにいたるヘルスケア・プロセスのすべてにイニシアティブを持ち「もっと健やかな未来へ」をコンセプトとして、すべての人の健康に貢献していきたいと努めている。
 このたびフィリップスは、以下の通りAccess CTの販売を開始する。

 今日の画像診断において、CT検査の果たす役割は多岐にわたり、医療サービスを受ける上で標準的な検査の位置づけになりつつある。Access CTは、その名の通り、誰もがアクセスし易いCT をコンセプトとし、平等な医療サービスのサポートをする。新設計16 スライスCTのハードウェアとフラッグシップモデルに搭載される画像再構成法iDose4を搭載し、標準的なCT 検査より低被ばくで、信頼性の高い画像を提供する。また設置性、コストパフォーマンスに優れており、小規模医療機関での導入と地域医療連携への貢献が期待できる。
 Access CT は、CT検査へのアクセスをより容易に実現させるソリューションを提案する。

アクセシビリティの追求
 Access CT は幅広い臨床ニーズに対応する一貫性のある画質を提供し、検査依頼の増加を目指します。
– 3.5MHU X 線管球
 Access CT 専用に開発されたX 線管球は、体格の大きな患者や連続の撮影にも対応可能なハイパワーを備えながら、初期の導入や交換に関わるコストが抑えられるコストベネフィットも有している。
-70kV 撮影
 被写体の体格が小さく内蔵脂肪の少ない乳幼児は、通常の管電圧120kVp で撮影した場合コントラストが付きにくく、この課題を解決するために新しく70kVp の低管電圧の選択が可能だ。3.5MHU管球と合わせて幅広い検査ニーズに対応する。
コストパフォーマンス向上
Access CT はよりコストを抑え、効率的に診断を行うためのツールを標準搭載しています。これによりX 線管球の長寿命化と安定した画質を提供する。
-X 線管球の長寿命化
フィリップスCTの最上位機種にも搭載されている逐次近似画像再構成法のiDose4により撮影線量を下げても画質を維持できるため、CT 装置の運用における最大コストであるX 線管球の交換頻度を減らす。
-安定した画質
一連の検査を自動化するiFlowは、必要な画質を保つためにオペレータ間に生ずるばらつきを抑える。

パートナーシップの構築
 フィリップスの専門知識、ツール、トレーニングを通じて稼働時間を最大限に伸ばし、スムーズなシステム導入をサポートする。
-迅速な運用開始
iFlowの自動化インターフェースは、オペレーショントレーニングをより短期間にすることが可能だ。
-24 時間体制の確かなモニタリング
連続モニタリングが日常業務に影響しかねない問題を解決するため、患者のケアに集中できる。
-リモートサービス1
リモートサービスを活用することでエンジニアが訪問する前に不具合の原因を解析することで、問題が発生しても短時間に復旧して検査開始を目指す。フィリップスが規定する保守契約を締結いただく必要がある。

<お問い合わせ先>
株式会社フィリップス・ジャパン
ブランド コミュニケーション部
URL:http://www.bostonscientific.jp/