AZE、AZE展2019最終選考会を開催-最優秀賞は坂本和翔氏(福岡山王病院)が受賞

2019.07.11

 (株)AZEは2019年6月29日(土)に、「AZE展2019-全国医用画像コンペティション-」の最終選考会をキヤノンSタワー(東京都港区)にて開催した。
 AZE展は、医用ワークステーションを使用した解析画像および、その技術の臨床的な有用性を高めることを目的とした画像展である。2010年より毎年開催されてきたが、10回目となる今回が最後の開催となった。これまでの応募作品総数は905作品にのぼる。
 今回は、全国から91作品の応募があった。応募作品は、有用性・汎用性・独創性に基づき一次審査が行われ、そのうち15作品が最終選考会に進んだ。
 最終選考会では、ニューカマー部門(初応募者が対象)6作品、マスター部門(応募経験者が対象)9作品のプレゼンテーションが行われ、望月輝一 氏(愛媛大学医学部 放射線科 教授)をはじめとした6名の審査員により、最優秀賞、部門賞、特別賞が決定した。
 最優秀賞には坂本和翔 氏(医療法人社団高邦会 福岡山王病院 放射線室)が輝き、2017年度のニューカマー部門賞、昨年2018年度の最優秀賞に続く3年連続の受賞となった。
 また同社からは、AZE展の発展に継続的に寄与した人物に贈られるAZE賞が発表された。

■ 最優秀賞
「下大静脈逆流に対するiNoirとオパシティ変動4D画像の有用性」
坂本和翔氏(医療法人社団高邦会福岡山王病院放射線室)

■ マスター部門賞
「膵切除での術前解剖把握、残膵容積測定を可能とする3D画像支援の有用性」
宮本良一氏(公益財団法人筑波メディカルセンター病院消化器外科)

■ ニューカマー部門賞
「脳腫瘍に対しての開頭術前IVRにおける2段階注入CBCTを用いた支援画像」
齋藤 誠氏(医療法人社団明芳会横浜新都市脳神経外科病院画像診療部)

■ 特別賞
「フュージョン『加算』機能による画像解析」
古賀千晶氏(医療法人社団健心会みなみ野循環器病院放射線科)

「胸髄硬膜動静脈瘻に対する手術支援画像」
井川裕史氏(社会医療法人石川記念会HITO病院放射線科)

■ AZE賞
小柳宜紀氏(独立行政法人労働者健康安全機構神戸労災病院中央放射線部)

■ 審査員
望月輝一氏(愛媛大学医学部放射線科教授)[審査員長]
笹井信也氏(笠岡第一病院放射線科部長)
片平和博氏(国家公務員共済組合連合会熊本中央病院放射線診断科部長)
丹羽政美氏(岐阜医療科学大学保健科学部放射線技術学科教授)
石風呂実氏(広島大学病院診療支援部画像診断部門部門長)
望月純二氏(みなみ野循環器病院放射線科)

審査員と入賞者の集合写真

■ AZE展2019の詳細
http://www.aze.co.jp/topics_detail6/azeten_2019.html

■ お問い合わせ
株式会社AZE
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