(株)東陽テクニカ(以下、東陽テクニカ)は、医療従事者を対象に、2020年4⽉に義務化される⾒込みの「医療被ばく線量管理」に関するセミナーを2019年7⽉20⽇と21⽇の両⽇※1、東京都中央区の東陽テクニカ本社にて開催する。
すでに線量管理を⾏っている病院での実例紹介をはじめ、ヨーロッパでの先進的な線量管理の実態など、義務化に向けて今何をするべきかを知ることのできる内容となる。7⽉20⽇の回が満席となったため、7⽉21⽇に追加開催を決定した。
国⽴研究開発法⼈量⼦科学技術研究開発機構、医療法⼈社団愛友会上尾中央総合病院からそれぞれ講師が招かれ、講演が行われる。また、ヨーロッパを中⼼に世界600以上の医療機関で採⽤されている医療被ばく線量管理システム「DOSE」のメーカーであるベルギーのQAELUM社CEO、Mr. Jurgen Jacobsが線量管理の進むヨーロッパの現状について講演を行う。
「医療被ばく線量管理」について、CT(コンピューター断層撮影)をはじめとする放射線を⽤いた医療検査装置における、患者の被ばくによる健康への影響が注⽬され、世界中で線量管理への意識が⾼まっている。⽇本でも2020年4⽉施⾏の法改正により線量の記録、管理が義務化される⾒込みである。この法改正への対応をしなければならない⼀⽅で、例えばCTでは使⽤する線量と得られる検査画像の画質にはトレードオフの関係があるため、ただ被ばく線量を減らすのではなく、適切な線量で診断に必要なレベルの画質を得ることが必要となる。
適切な線量管理のために東陽テクニカでは、放射線を利⽤する検査装置から患者⼀⼈⼀⼈の被ばく線量情報を収集し、検査画像の画質と被ばく線量とを「最適化」するソフトウェアツール「DOSE」を販売している。「DOSE」は線量の収集だけでなく、分析、フィードバックを⾏うことができ、これを利⽤することで各医療施設の現状に沿った最適化を実現する。
<セミナー概要>
○⽇時※1
2019年7⽉20⽇(⼟)14:00〜19:00(満席)、7⽉21⽇(⽇)13:00〜18:00
○場所
東陽テクニカ本社(東京都中央区⼋重洲1-1-6)
○定員
各⽇100名
○参加費⽤
無料
○プログラム
1.「医療被ばくの適正管理-管理のあり⽅、今後の展望-」
講師:国⽴研究開発法⼈ 量⼦科学技術研究開発機構 情報基盤部 部⻑ 奥⽥保男先⽣
2.「上尾中央総合病院における線量管理の実例」
講師:医療法⼈社団愛友会 上尾中央総合病院 放射線技術科 佐々⽊ 健先⽣
3.「ヨーロッパにおける線量管理の現状と今後の展開」
講師:QAELUM社 CEO Mr. Jurgen Jacobs
※⽇本語による解説あり
4.医療被ばく線量管理システム「DOSE」製品デモンストレーション
5.情報交換会 ※⾃由参加
7⽉20⽇(⼟)18:00〜19:00、7⽉21⽇(⽇)17:00〜18:00
詳細およびお申込み
Webサイト: https://www.toyo.co.jp/dose_seminar201907
※1 セミナーは両⽇とも同内容
●お問い合わせ
株式会社東陽テクニカ ライフサイエンス&マテリアルズ
TEL:03-3245-1351(直通)
E-mail:medical@toyo.co.jp