主要な企業間AI企業の連結グループであるSymphonyAI Groupは3月4日、市場をリードする3D医療画像処理及びAIソリューションプロバイダであるテラリコン・インコーポレイテッドの買収を発表した。SymphonyAI Groupの7番目のメンバー企業としてテラリコンは、医療画像に焦点を当てたヘルスケアAIソリューションの新しいポートフォリオを確立するために今後も活動していく。
テラリコンは新たに特許を取得したAIとプラットフォームテクノロジーを使用し、高度な3D医療画像とAI駆動型ソリューションを市場に提供するオープンプラットフォームの開発に引き続き注力するとともに、放射線部門、循環器内科部門及び血管外科部門における先駆的なソリューションに加え、神経学部門や腫瘍学部門を含む他の臨床領域でのAIの使用をも加速させる。
SymphonyAI Groupは、テラリコンのインフラとビジネスに投資し、テラリコンが持つ業界をリードする開発部門および製品部門を通じて新しい技術と新しい製品を迅速に市場に提供します。テラリコンは今後SymphonyAI Groupの独立したポートフォリオカンパニーとして運営される。テラリコンの技術とのシナジーによりポートフォリオカンパニーであるConcerto HealthAIによる高精度オンコロジー製品の提供を補完する。
全世界の900を超える医療機関で使用されているテラリコンのソリューションは、放射線科医やその他の専門医に、医療画像から重要な臨床データを迅速に視覚化および抽出するために必要なソフトウェアツールを提供する。
テラリコンの代表取締役社長兼CEOであるジェフ・ソレンソンは次のように述べている。「ほんの数年で、当社は当社の持つAI技術により3D医療画像領域だけではなく、業界全体をも変革しました。今後、SymphonyAI Groupの支援と最近取得した2つの重要な特許により、テラリコンは従来よりもさらに広範囲に考え、迅速に行動に移すことができます。SymphonyAI Groupの素晴らしく、選りすぐられたポートフォリオに加わることは、大変な栄誉であり、従業員、顧客、株主にとって理想的な結果です。」
SymphonyAI Groupの創設者兼CEOであるRomesh Wadhwani博士は、次のように述べている。「SymphonyAI Groupの使命は、AIを使用して企業を変革することです。特定の垂直型産業のユースケースのニーズを満たすために、高価値のAIソリューションを市場に投入します。テラリコンは、医療画像市場でAIが果たすことができる価値を実証しています。テラリコンが持つAIテクノロジーは、これまでにないメリットを医師や患者に提供し続け、ヘルスケア企業の新しい分野を拡大できると信じています。」
SymphonyAI Groupの投資パートナーであるVibhor Rastogi氏は、次のように述べている。「医療画像の領域において人工知能は広範囲の臨床領域とモダリティに跨るブレークスルーを導くことが期待されています。テラリコンがSymphonyAI Groupに参加することにより、Symphony AI Groupが持つヘルスケアおよびライフサイエンス業界向けのAI対応エンタープライズソリューションのポートフォリオが強化されました。AIを活用して、画期的な治療法とケア提供モデルを提供することをお約束します。」
テラリコンCEO、Jeff Sorensonは、SymphonyAI GroupのCEO Romesh WadhwaniとパートナーのVibhor Rastogi、Leif Pedersen、Pradyut Shahと共に弊社取締役会に参加する。
テラリコンは、フロリダ州オーランドで3月9〜13日に開催されるHealth Information and Management Systems Society(HIMSS)においてAI駆動型テクノロジーの全製品を展示する。
Cantor Fitzgerald&Co.は、この取引に関連してテラリコンの独占的な財務顧問を務めた。
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テラリコン・インコーポレイテッド
http://www.terarecon.co.jp/