富士フイルム、診断しやすい高画質画像を提供する気管支内視鏡に極細径の新ラインアップ気管支内視鏡「EB-530P」を新発売

2011.09.12

挿入性に優れた 3.8mmの極細径で、気管支内がん診断等を強力にサポート!

EB-530P

富士フイルム株式会社(社長:古森重隆氏)は、同社気管支内視鏡530シリーズで最も細径で気管支挿入性に優れた、先端部径3.8mmの気管支内視鏡「EB-530P」を、9月12日より富士フイルムメディカル株式会社(社長:平井治郎氏)を通じて発売する。今回発売する「EB-530P」は、独自の画像センサー「スーパーCCDハニカム™」を搭載、明るく鮮やかな画像を提供する。

気管支の内部を観察する気管支内視鏡検査は、肺がんの診断に重要な役割を果たしている。肺がんは、ほかの臓器のがんに比べて進行が速く転移しやすいがんで、日本では1998年に胃がんを抜いて死亡第1位となり、近年ますます増加傾向にある。このような中、医療現場では気管支内視鏡の観察性能のさらなる向上が求められている。富士フイルムは昨年9月、視野角140度で観察性能を向上させた「EB-530H」と、鉗子口径2.8mmを実現し処置能力の高い「EB-530T」の2つのスコープを発売し好評を得た。

今回ラインアップに加わる「EB-530P」は、先端部径が3.8mmと同社気管支内視鏡530シリーズの中で最も細く、挿入性に優れている。また、独自の画像センサー「スーパーCCDハニカム™」を搭載しているため、明るく鮮やかな高画質画像を得ることができ、ハイレベルな気管支診断をサポートする。
さらに、高い操作性を可能にする「軽量グリップ」を採用し、内視鏡検査における医師の負担を軽減。このほか、フルデジタル電子内視鏡システム「Advancia(アドバンシア)」に標準搭載している分光画像処理機能「FICE(Flexible spectral Imaging Color Enhancement)(波長パターンを自由に選択し画像処理を行うことによって、通常画像から分光画像をリアルタイムに生成する機能)」を使用することで、病変のさらなる早期発見と診断精度の向上をサポートする。

富士フイルムは、「先進・独自の技術をもって、人々のクォリティ オブ ライフのさらなる向上に寄与していく」という企業理念のもと、鼻からの挿入に適したしなやかさを持つ「経鼻内視鏡」や、小腸の観察・処置を容易にした「ダブルバルーン内視鏡」など、独自の技術で診断の質向上に取り組んでいる。今後も、医療現場のニーズにこたえる内視鏡関連製品のラインアップを拡充し、医療の質や効率の向上、人々の健康増進に貢献していくであろう。

品名
「EB-530P」
薬事販売名:電子内視鏡 EB-530P
一般的名称:ビデオ軟性気管支鏡
薬事認証番号:223AABZX00061000

発売日
平成23年9月12日

主な特長
1.先端部径3.8mmの極細径に、独自の画像センサー「スーパーCCDハニカム™」を搭載
レンズやCCDなどを細径に組み込む精密加工組立技術を駆使して、先端部3.8mmと極細径ながら、超小型の画像センサー「スーパーCCDハニカム™」を搭載して高画質画像を実現。明るく鮮やかな高画質画像を得ることができ、ハイレベルな気管支診断をサポート。

2.高い操作性を可能にする「軽量グリップ」を採用
軽量設計で、手にフィットするデザインとボタンレイアウトを採用。操作する医師の負担を軽減。

主な仕様
視野方向:0°(直視)
視野角:120°
観察範囲:3~100mm
先端部外径:3.8mm
軟性部外径:3.8mm
湾曲角:UP:180° DOWN:130°
有効長:600mm
全長:890mm
鉗子口最小径:1.2mm

●お問い合わせ
富士フイルムメディカル株式会社営業本部マーケティング部
TEL:03-6419-8033
URL:http://fujifilm.jp/business/healthcare/