GE ヘルスケア、新プラットホーム「AIR™ IQ Edition」を全 MRI 製品で販売開始 ー 画質の向上と検査時間の短縮を同時に実現する、ディープラーニング画像再構成-
医療課題の解決に取り組むヘルスケアカンパニー、GE ヘルスケア・ジャパン株式会社(本社:東京都日野市、代表取締役社長兼 CEO:多田荘一郎)は、新しいプラットホーム「AIR™ IQ Edition (エアーアイキュー エディション)」の販売を開始する。「AIR™ IQ Edition 」は、従来のテクノロジーに加え、革新的な新機能を複数にわたり追加することで、MR の検査に関わる全ての人々 のニーズに応え、より質の高い医療の提供を目的として開発された次世代のプラットホームだ。
【製品特長】
患者快適性、高画質、ワークフロー向上を追求する AIR™ テクノロジー。画質において従来からの AIRTM Recon(エアーリコン) に AIR™ Recon DL(エアーリコン ディーエル)が新たな画像再構成技術として加わり、画質の大幅な向上、そしてアーチファクトを低減し、また画像の尖鋭度を向上させます。また、撮像時間が短縮しても高画質を維持することが可能。
AIR™ Recon
画像の背景ノイズ低減、撮像領域外からの アーチファクトを低減し、SNR 向上を実現する画像再構成アルゴリズム。全身領域で使用でき、基本的なイメージクオリティが向上する。
AIR™ Recon DL
空間データ全体に対して直接ディープラーニングアルゴリズムを適用し再構成する事でノイズ低減、画像の尖鋭度向上、トランケーションアーチファクトが低減できる。従来の画像再構成と AIR™ Recon DL による画像再構成との2つの比較画像を以下に添付。
① ノイズ低減、画像の尖鋭度向上
② 画質が向上し撮像時間が短縮
高画質のまま検査時間を短縮する高速アプリケーションの拡張
2D 検査の高速化に加え、圧縮センシング技術の HyperSense 2.0 (ハイパーセンス 2.0)により全身領域の 3D 検査を大幅に高速化し、画質を劣化させずに検査時間を短縮する。HyperSense 2.0 では、新たに 3D ダイナミックシーケンスや頭頚部および関節領域の 3D 撮像において適用が拡大され、更なる検査時間の短縮が可能。
全身領域における体動に対するソリューションの提供
体動補正技術である PROPELLER MB(プロペラ エムビー)により、検査中の様々な動きからのアーチファクトを抑制し、画像への影響を最小に抑える技術に加え、新機能として頭部領域での 3D PROMO (スリーディー プロモ)による3 次元の動き補正技術が進化。撮像可能なコントラストが拡張し、より多くの臨床の場で使用できるようになった。
また、DISCO Star(ディスコ スター)による自由呼吸下での体幹部用ダイナミック撮像が可能になり、従来からの横隔膜同期による撮像法を含めて、患者の状態に合わせた最適な撮像ソリューションを提供する。
「AIR™ IQ Edition」を搭載できる機種は、現行販売している 3.0T と 1.5T の全機種と、過去に販売した MRI 装置からバージョンアップまたはアップグレードをすることにより搭載が可能となる。
これらの新型 MRI 装置は、大学病院や研究施設をはじめとして、大型総合病院や地域中核病院など高度な医療を提供し、かつ検査効率(ワークフロー)を重視する専門性の高い施設を対象とする製品。
新プラットホーム「AIR™ IQ Edition」を採用する主な製品としては、以下の機種になる。
なお、「SIGNA™ Voyager AIR™ IQ Edition」は、新プラットホームの搭載だけでなく、システムを一新。多くの新しい革新技術を搭載したワイドボア 1.5T である。
MR の撮像能力を決めるハードウェア三要素である静磁場均一性、傾斜磁場、RF それぞれに最新のテクノロジーを搭載することにより,広範囲の撮像,高速撮像そして高 SNR での撮像を可能にした。また新型着脱テーブルが搭載可能となり、AIR™ コイルや生産性を最大化するためのソリューション(プラットホーム)SIGNA™ Works との相乗効果により、ワークフローの改善に大きく寄与する。
製品概要
本件に関するお問い合わせ
GE ヘルスケア・ジャパン(株)
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