キヤノンメディカルシステムズ株式会社(本社︓栃木県大田原市 代表取締役社長︓瀧口 登志夫)とResoundant社(本社︓米国ミネソタ州Rochester CEO︓Dr. Richard Ehman)は、キヤノンメディカルのMRIプラットフォームにResoundant社が開発した先端的MRエラストグラフィー(磁気共鳴エラストグラフィー、以下MRE)をライセンス契約することで合意した。両者は、当社の最新のMRI装置ラインアップに対し、Resoundant社のMRE技術のシームレスな統合を図ることを目指し、緊密に連携を進めてきた。
Resoundant社は、MRE開発の先駆けとして取り組んできた企業であり、MREは非侵襲的な肝線維化評価における総合的臨床ガイドラインとして普及している。今回のパートナーシップにより、当社のMRIのアプリケーションが進化し、お客さまに新たな臨床的価値をもたらすものと大いに期待している。
Mayo Clinicにて放射線学教授およびBlanche R. & Richard J. Erlanger Professor of Medical Researchの名誉職も務めるResoundant社CEOのDr. Richard Ehmanは、「キヤノンメディカルシステムズとのライセンス契約に、大変興奮しています。世界中どこでもMREへのアクセスが可能になること、これが我々が最優先とする取り組みの一つです。急速な市場拡大を続けるキヤノンメディカルとのパートナーシップは、その実現を後押しします。」とコメントしている。
MREについて
Mayo Clinicによって発明されたMRエラストグラフィーは、肝線維化のステージ評価について有効性が確認された唯一のMRI技術であり、現在世界1,800か所を超える医療現場で使用されている。MREはその役割として、非侵襲的な肝線維化評価における総合的臨床ガイドラインとして普及。米国放射線医学会が発行する妥当性基準に関するAppropriateness Criteria®において、MREは最も正確かつ適切な非侵襲的肝線維化検査法として認定されている。MREは、米国内でCategory I CPT® code (76391)で診療報酬が認められるほか、各種の公的私的医療保険プランにより費用が補償される。
Resoundant社について
Resoundant社は、世界中に磁気共鳴エラストグラフィー(MRE)を提供することを通して、患者ケアや診断精度の向上を目指す医療テクノロジー企業である。本社をミネソタ州Rochesterに構え、Mayo Foundation for Medical Education & ResearchおよびMayo Clinicの医師、研究員らにより設立された。
詳細につきましては、Resoundant社ホームページhttp://www.resoundant.comをご覧いただきたい。
【キヤノンメディカルシステムズについて】
当社は、疾病の早期診断、早期治療のためCT、MRI、超音波診断装置、X線診断装置などの画像診断装置や体外診断装置、ヘルスケアITソリューションを開発、製造し、世界150以上の国や地域に提供している。当社の経営スローガンである「Made for Life」(患者さんのために、あなたのために、そしてともに歩むために)のもと、病院経営に貢献し、患者さんに優しい医療システム・サービスをお届けし、これからも変わらず医療に貢献していく。
キヤノンメディカルシステムズ株式会社 ホームページ︓https://jp.medical.canon/
【地球環境への取り組み】
当社は、より良い地球環境の実現のため、開発、調達、製造、販売、サービス、廃棄段階まで一貫して環境への影響に配慮した医療機器・システムを提供している。地球温暖化防止をはじめとし、医療放射線被ばくの低減、資源有効活用、化学物質の管理など推進し、地球との共生や豊かな価値の創造のために環境保全に取り組む。
キヤノンメディカルシステムズ株式会社 環境活動︓https://jp.medical.canon/about/environment
Made for Life はキヤノンメディカルシステムズ(株)の商標である。
お問い合わせ先
キヤノンメディカルシステムズ株式会社
広報室 江野 0287-26-5100