東芝メディカルシステムズ、低線量CT撮影を可能とする新再構成法の搭載を開始

2011.10.11

 東芝メディカルシステムズ(株)は、高まる被ばく線量低減へのニーズに応えるために、低線量撮影を可能とする新たな再構成法(AIDR 3D:エイダースリーディ)を開発し、CT装置への搭載を開始する。
 東芝メディカルシステムズ(株)は、1978年国内初の全身用CT装置の開発にはじまり、世界初ヘリカルCTの開発など、数多くの「国内初」「世界初」を開発してきた。また、世界ではじめての1回転0.35秒で脳や心臓などの臓器全体を撮影可能とした320列エリアディテクタCTを開発し、昨年CT生産累計25,000台を突破した。
 同社は、より多くの患者のCT検査における被ばくを低減するために、次世代の再構成技術を開発し、Aquilion ONE™をはじめ今後発売される高級機から普及機までのすべてのCTに搭載する(*1)。
 AIDR 3Dは、逐次近似応用再構成を用いた最新技術であり、画像ができる前段階(純生データベース)からノイズ、アーチファクトのみを効率的に除去するため、少ない線量でも高画質を維持する効果が非常に高く、かつ、日常検査の高効率性をも実現している。その特長は下記の3点。
(1)線量低減と画質向上の両立
(2)ノイズ低減は通常モードで最大50%、低線量検査モードで最大75%
(3)スキャン連動と画像再構成時間の短縮
*1:AIDR 3Dは装置および購入時期によって、インストールできない場合がある。詳細は下記お問い合わせ先まで。
(2011年10月1日時点での対応機種:Alexion™、 Aquilion™ / CXL Edition、 Aquilion™ PRIME,、Aquilion™ PREMIUM,、Aquilion ONE™)

●お問い合わせ
東芝メディカルシステムズ株式会社
広報室
TEL:0287-26-5100
URL:http://www.toshiba-medical.co.jp/