コニカミノルタ株式会社(本社︓東京都千代田区、社⻑︓山名 昌衛、以下 コニカミノルタ)は、この度、従業員の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に取り組んでいる企業を選定する「健康経営銘柄」に選ばれた。2018 年から 5 年連続 7 度目の選定。
「健康経営銘柄」は、経済産業省と東京証券取引所の共同の取り組みで、⻑期的な視点からの企業価値向上を重視する投資家にとって魅力ある企業として紹介することを通じ、企業による「健康経営」の取り組みを促進することを目指している。
コニカミノルタは、4つの指標「経営理念・方針」「組織体制」「制度・施策実行」「評価・改善」の全てで高い評価を獲得し、電気機器セクターから選定された。
コニカミノルタは、「健康経営」の推進によって従業員の生産性・創造性・エンゲージメントを高め、人財力の向上を図ることが、企業の持続的な成⻑につながると考えている。この考えに基づき、健康中期計画「Happiness Company2022」を策定し、明確な数値目標を設けた上で、コラボヘルス(会社と健康保険組合との一体運営)で進めている従業員の健康度向上に向けた取り組みと成果が評価されたものと認識している。
【コニカミノルタの取り組み】
1.こころの健康づくりで職場の生産性と活力を向上
全従業員に対して「ストレスチェック(e 診断)」を年 2 回行っており、2013 年からは職場ごとの分析結果を各組織⻑にフィードバックしている。また、全管理職を対象に「メンタルヘルス」に関する e ラーニングを実施している。さらに、2020 年度からは、組織活性化の指標となる「組織健康度調査」を導入した。この調査では、「信頼し合い、安心感のある組織作り」や「職場の生産性向上」に向けて、組織ごとの活力と生産性を測定するサーベイを WEB 形式で実施している。
これらの分析結果から各職場のストレス状況と組織活性度を把握し、職場環境の改善と生産性向上につなげている。具体的には、調査結果を全組織⻑にフィードバックするとともに、人事部門が状況を把握した上で、自律的な対策を発案・実行していけるようサポートする。あわせて、重点職場に対しては、産業医による管理職研修やグループディスカッションを取り入れ、部門ごとの強みを伸ばしながら職場環境の改善を図っている。その結果、2021 年度の調査では、生産性の高い職場比率が前年比で 5.1 ポイント上昇した。
2.新型コロナ禍での健康課題への対応
新型コロナウイルスの感染拡大は様々な面で従業員の健康に影響を及ぼす。在宅リモートワークの機会が増え、外出自粛を余儀なくされた期間も⻑かったため、歩行数の低下によって BMI25 以上の肥満者が増加した。この状況を踏まえて、「自宅で手軽にできるフィットネス動画」の提供や、参加型のオンラインウォーキングセミナーなどを開催し、従業員とその家族のコロナ禍での健康維持に努めている。また、在宅勤務によるメンタル面での課題が浮き彫りになってきたため、「在宅リモートワークにともなうメンタルヘルス上の課題への対処方法と相談窓口」、「セルフケアに関する e-Learning」などを全従業員にメール配信し、必要に応じた活用を促すことで、心の健康に関するサポートを行っている。
【国内関係会社12社が「健康経営優良法人2022」に認定】
コニカミノルタ健康保険組合は関係会社とも連携して活動を行っており、「健康経営優良法人2022」には国内関係会社 12 社が認定された。
<部門別認定状況>
大規模法人部門「ホワイト 500」
・コニカミノルタジャパン株式会社
・キンコーズ・ジャパン株式会社
・コニカミノルタメカトロニクス株式会社
・コニカミノルタ情報システム株式会社
・コニカミノルタビジネスアソシエイツ株式会社
・コニカミノルタウイズユー株式会社
大規模法人部門
・株式会社コニカミノルタサプライズ
中小規模法人部門「ブライト 500」
・コニカミノルタテクノプロダクト株式会社
・コニカミノルタケミカル株式会社
中小規模法人部門
・コニカミノルタプラネタリウム株式会社
・コニカミノルタエンジニアリング株式会社
・コニカミノルタ静岡株式会社
コニカミノルタは、新型コロナ禍で就業環境や生活様式が大きく変化する中で、「健康経営」の更なる推進を図り、従業員の健康度を向上させ、個が輝く会社にしていくために、今後も実効的な対策を実施していく。これからも会社と健康保険組合が一体となって人財力を向上させ豊かな社会の実現に貢献し、企業としての社会的責任を果たしていく。
※健康経営は、NPO 法人健康経営研究会の登録商標です。
2022年3月9日