エドワーズライフサイエンス、「もっと理解したい『心臓弁膜症』のおはなし」メディアセミナーを開催

2022.05.12

―啓発活動で理解を深め早期発見・治療へ―

 エドワーズライフサイエンス株式会社(以下、エドワーズライフサイエンス)は、2022年5月9日(月)に「もっと理解したい『心臓弁膜症』のおはなし」メディアセミナーを東京會舘(東京都千代田区)で開催した。

 はじめに、児玉順子氏(エドワーズライフサイエンス パブリックアフェエアーズ本部本部長)から挨拶と、プレスリリース「日本人の死因上位を占める心臓病について、高齢者や介護者の理解が十分でないことが判明」の発表があった。プレスリリース内の日本の高齢者・介護者1,600人を対象にした「心臓の健康に関する意識調査」の結果を基に、「高齢者が心疾患を認知症やがんよりもリスクに感じていないことは非常にショッキングな結果だ。心臓弁膜症と心不全の関連・病状に対する理解不足が治療や手術に対する不安を招き、患者が適切な治療を受ける上での大きな障害になる」と述べた。

 続いて、小室一成氏(東京大学大学院医学系研究科循環器内科学教授)は、「開胸手術(SAVR)に比べ、手術時間・入院期間ともに短く身体への負担も少ないカテーテル治療(TAVI)が徐々に普及し、治療の選択肢も増えている。特に高齢者には、早期発見・治療のためにも気になる症状があれば医師による聴診を勧めるとともに、医師としても患者の聴診を積極的に行いたい」と語った。

 パネルディスカッションでは、2度の心臓弁膜症を乗り越えた経験を持つ福原 斉氏(一般社団法人心臓弁膜症ネットワーク代表理事)が、「私は、大動脈解離の検査で心臓弁膜症だということが分かり早期発見・治療に繋がったが、私の周りには健康診断で心雑音の指摘をされたが自覚症状が無く放置してしまった、病気が進行してからもっと早く診断してもらえばよかったと後悔する患者も多い」と語った。

 最後にTVCM発表があり、ゲストの梅沢富美男氏(俳優・歌手)が登壇し、「自身も年に1度は必ず健康診断を受けるようにしている。医師による聴診を受けるだけで心臓弁膜症の早期発見・治療に繋がる。多くの人に診察を受けて欲しい」と締めくくった。

児玉順子氏
小室一成氏
福原 斉氏
梅沢富美男氏