日本画像医療システム工業会、DITTA(国際画像診断治療機器業界会議)を米国,欧米の産業団体と共催

2011.10.26

社団法人日本画像医療システム工業会(以下 JIRA)は 2011年10月10,11日にベルギーで DITTA(国際画像診断治療機器業界会議 International Congress of Diagnostic Imaging and Therapy Systems Trade Association)(注1)を日本の画像医療システム産業界を代表し欧州の放射線医用電子機器産業連合会 COCIR(注2),米国の電気機器製造業者協会の医用画像工学関連機器事業部会 NEMA-MITA(注3)と共催した。

  DITTAでは,画像医療システム産業が技術革新の最前線に立ち続けることと国際市場での継続的成長を維持することを確実にするための国際法規制をめぐる問題について話し合った。 同会議には各産業団体から国際法規制の責任者が出席し,画像診断,放射線治療,ヘルスケアIT業界に係る国際法規制環境の改善につき討議した。

  またジュネーブのWHO(世界保健機関)でのJIRA,COCIR,MITAの代表者のプレゼンテーションで DITTAを世界で画像診断,放射線治療,ヘルスケアIT業界を代表する唯一の組織であることを認知させた。また画像医療システム産業は,コスト効率を高めると同時に医療の質を改善し,安全性を高め,患者の医療へのアクセスを改善する革新的な技術開発を継続するという意思を表明した。

  DITTAの活動を通してJIRA,COCIR,MITAは協働して不必要な法規制の負担の軽減,法規制の枠組みの調和,国際規格使用の奨励,イノベーションの推進,患者の市場アクセスの改善と国際的な公正競争の推進を行う。

  今後,各産業団体は力を結集して DITTAの活動として行政機関や国際機関に対し患者の命を救うことに貢献する画像医療システム産業が開発,製造,販売する医療機器,放射線治療機器,ヘルスITによる診断を患者が受ける機会を促進させるような政策を推進するように画像医療システムについての専門知識や情報の適切な提供を行う。

(注1) DITTA 国際画像診断治療機器業界会議(nternational Congress of Diagnostic Imaging and Therapy Systems Trade Association)米国の画像医療システム関連の産業団体 NEMA-MITA,欧州の COCIR とJIRAで構成され,毎年定例会議を開催し,画像診断機器関連の国際規制に対する共同提案などを行っている。

(注2)COCIR 欧州放射線医用電子機器産業連合会(European Coordination Committee of Radiological Electro medical and Healthcare IT Industry)1959年設立のヨーロッパの医療放射線機器,医用電子機器,ヘルスケアIT産業などの医療技術産業を代表する連合組織。活動の主目的は,医療用具の自由な国際貿易促進によるヨーロッパ産業の競争力強化。

(注3)NEMA-MITA 米国電気機器製造業者協会(National Electrical Manufacturing Association)の医用画像工学関連機器事業部会(Medical Imaging and Technology Alliance)医用画像工学関連機器市場の90%以上をカバーする企業がメンバーとして参加する産業団体。

●問い合わせ
社団法人日本画像医療システム工業会
TEL:03-3816-3450
URL:http://www.jira-net.or.jp/