コニカミノルタ、患者と医療現場の情報連携促進に寄与する「infomity スマートクリニックサービス」を発売~患者の治療継続と行動変容で重症化の予防に貢献~

2023.06.22

 コニカミノルタ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:大幸 利充、以下 コニカミノルタ)は、患者も活用できる「infomity(インフォミティ) スマートクリニックサービス」を発売した。これにより、医療機関と患者をつなぎ、特に生活習慣病における患者の治療継続と行動変容を支援する。


 現在、日本で社会課題となっている医療費増大の要因の一つとして、生活習慣病の増加があげられる。生活習慣病は一度かかるとその後も治療が続くため、未病時の発病予防や、病気の重症化予防が重要となる。未病時の特定健診や特定保健指導が実施されているが、患者のモチベーションが続かないことや、通院中に治療を自己判断で中断してしまう場合があることが課題となっている。


 コニカミノルタは、これまでも医療機関向け情報プラットフォーム「infomity」の提供を通して医療のICT化と情報連携を支援してきたが、今回の「infomity スマートクリニックサービス」により患者もLINE®や健康管理アプリを通してサービスを使用できるようになる。普段から患者が医療機関とつながりを持つことで、より日常に寄り添った医療の提供をサポートし、生活習慣病の予防や重症化予防に貢献する。

「infomity スマートクリニックサービス」が提供する価値

1.プッシュ配信による患者エンゲージメントの向上

 これまで医療機関のWebサイトへ自ら情報を見に行っていた患者も、LINE®を利用して医療機関からの情報を簡単に早く確認することができる。医療機関は絞り込み機能を使って特定の層に向けたメッセージの配信を行うことができるため、必要な情報だけをLINE公式アカウントを通してすぐに知らせることができる。また、患者が診療予約や医療機関への問い合わせをする際も、LINE®のトーク画面下に表示されるメニューから知りたい情報を探すことができる。

 LINE®を通じて日ごろからつながりを作ることにより、患者にとって行きつけの医療機関との関わりをより身近なものにできると考えている。

医療機関アプリ
LINEアプリ

2.検査結果共有で安心・安全な医療を提供

 患者は、医療機関から送信された検査画像や血液検査の結果を健康管理アプリから簡単に見ることができる。これまでは、次に医療機関を受診するまで患者は結果を見られないことが一般的だったが、受診済みの検査結果をデータで迅速に受け取れるようになるため、治療や経過に対する安心感を高める。また、検査結果も紙でなくスマートフォンのアプリ内に保管できるため、患者自身による管理や以前の結果との比較が容易になる。

医療機関の画像管理端末
健康管理アプリ(患者側)

 「infomity」は、厚生労働省が定めるガイドライン*に準拠したセキュリティの高いシステム環境を有しているため、このような機密性の高い個人情報などを利用する際にも安心して使用できる。

*医療情報システムの安全管理に関するガイドライン 第5.2版

3.患者の治療継続に対するモチベーションアップ

 健康管理アプリを通して、患者は日々の血圧、服薬、体重、気分、日記、食事の写真、血糖値を簡単に記録できる。患者自身が健康管理を行うことで、自身の今の状態に向き合えるだけでなく、自身の記録や変化を見て、治療や通院に対するモチベーション維持や病気に対する意識を高める。

健康管理アプリ
健康管理アプリ

お問い合わせ先

コニカミノルタジャパン株式会社 ヘルスケアカンパニー
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