「欧州IVR学会(CIRSE)に参加して」を山川美帆先生(大阪急性期・総合医療センター画像診断科)にご寄稿頂きました!
2017年9月16日〜20日にデンマークのコペンハーゲンで開催された欧州IVR学会(CIRSE)に参加してきましたので、ご報告させていただきます。
初めての国際学会
私にとって、今回のCIRSE2017が、海外での初めての国際学会参加である。
子どもを出産してから放射線科医になった私にとって、学会に参加すること自体がハードルの高いことであり、まして海外で国際学会に参加することなど、考えたこともなかった。研修医からずっと市中病院で働いていたこともあり、国際学会は身近ではなかった。子どもを母親に預けるか、学会に同伴し託児所に預けるかしながら、年に1−2回程度、国内の学会に参加するのが精一杯であった。
しかし、IVR専門医を取得するために大学病院で2年間研修させていただき、国際学会が少し身近に感じた。主人の留学に伴い渡英して、ロンドンの病院でobserver研修したこともあって、ちょっと国際学会に参加してみたくなった。苦手な英語と奮闘しながら抄録を書き、演題を登録してみたところ、運良く採択され、無事にCIRSEに参加することができた。
一人で学会会場に入り、Registrationのカウンターでパスポートと登録名が異なる理由を拙い英語で説明し(仕事は全て旧姓のため)、無事にネームカードを入手。足を踏み入れたところは巨大な企業展示ブースであった。
国内の学会との規模の大きさに圧倒されながら、まずは会場内を探検し、配置を把握してから、ようやく興味のあるセッションが開かれている会場へと入っていった。
緊張続きの初CIRSEであったが、とても興味を持ったセッションがいくつもあった。その中で特に印象に残ったセッションを報告させていただく。
★続きはRadFan2017年11月号にてご覧ください!