【RSNA2011スペシャルレポート!】on-site report!:中村優子先生(広島大学大学院 )より
中村優子先生(広島大学大学院・放射線診断学)より現地速報をいただきました!

2011.12.01

on-site report!
広島大学大学院
中村優子

 私は火曜日の朝一番のセッションMSVG31 MR imaging/ Gastrointestinal Series: MR imaging Evaluation of Hepatocellular carcinomaの中で一般演題の発表をいたしました(MSVG31-01 Clinical Significance of the transitional phase at Gadoxetate Disodium-enhanced hepatic MRI for the Diagnosis of Hepatocellular carcinoma)。このセッションは20分程度の教育講演とscientific presentationがセットになっている少し変わった形態のセッションでした。scientific presentationのみのセッションではそんなに聴衆が多くないところもあったのですが、教育講演も含まれていることもあり、朝一番のセッションであるにもかかわらずセッションの初めから会場は超満員でした。朝一番だしそんなに聴衆もいないだろうと気楽に考えていた私はこの状況に正直愕然としました。このような形式のセッションは満員になる可能性が十分にあるので、自分のscientific presentation演題がこのタイプのセッションの中に入った場合は満員の聴衆の中の発表になることを覚悟しておいたほうがよいと思います。私はRSNAでの発表は今回が初めてで、一番不安だったのは英語であるがゆえに質問の意味がわからないかもしれないことだったのですが、日本人が演者であったことを座長の先生が配慮してくださっており、ゆっくりはっきりと質問してくださったので助かりました。RSNAはやはり日本の学会にはないテンションがあり大変緊張しましたが、非常によい経験になったと思います。
 私個人の感想として、今回のセッションは教育講演と一般演題の大きな分類はおそらく一緒になるようにセットが組まれているのだとは思うのですが、正直なところ両者がうまくかみ合っていないような印象があり、自分の演題も少し毛色がちがうような気もしてしまいました。せっかく教育講演と一般演題を一緒にするのであれば、なにかもう少しかみ合うようになればこの組み合わせももう少し意味が出るのではないかとは思いました。
 以上今回の発表で私が感じたことを報告させていただきます。先生方の今後に少しでもお役にたてれば幸いです。

会場の様子(セッション開始15分前)