FUJIFILM DR CLNEO flex(FUJIFILM社製X線)

2011.12.02

RSNA開催に先駆け11月25日に日本で発売を開始したFUJIFILM DR CLNEO flex。世界で初めて自動X線検出機能を搭載したDR方式カセッテ型デジタルX線画像診断装置である。DRパネルがX線の照射を自動的に検出してくれるので、X線発生装置とケーブルを接続せずにX線撮影ができる。X線発生装置とのケーブル接続が不要で、制御ユニットやコンソールも無線接続できバッテリーで駆動するため、システム全体を自由に持ち運ぶことができる。X線フィルムやCRカセッテを使用している既存の移動型X線装置も、同製品と組み合わせてDR撮影を行うことが可能となる。

DRパネルは同社のCALNEO C 1417 wireless、CALNEO C 1717 wireless、CALNEO C 1417 wireless SQを使用。薄く軽量なワイヤレスパネルで取扱いやすい。撮影した画像は約2秒でコンソールに表示され、すぐに確認が行える。米国では回診車とコンソール一体型のタイプが発売予定されてる(国内での販売は未定)。

また“Advanced Applications”としてトモシンセシスとエネルギーサブトラクションを紹介。トモシンセシスでは断層撮影を得ることができる。日本ではまだ発売されていないが、臨床的な有用性を検討しながら製品化を目指す。エネルギーサブトラクションはFUJIFILM DR BENEOに搭載され、診断能が高い高精細な画質を得ることができると好評である。