現在の研究のトレンドと自分の研究レベルがわかる RSNAの達人@市川勝弘先生(金沢大学)

RSNA2012 Report:RSNAの達人
2012.11.08
市川勝弘先生(金沢大学)

RSNAやChicagoについて、酸いも甘いも知り尽くしているのが“RSNAの達人”。
市川勝弘先生(金沢大学)に貴重な体験談、覚えておくと便利な知識・情報をご寄稿いただきました。
現地に向かう方はもちろん、今後予定されている方は是非ご一読を!

 
・今でも忘れられないRSNAの思い出
 2007年、高解像度モニタの開発で実機展示発表をしたとき、海外の主たる研究者が展示ブースに一同に集まり、ディスカッションとなった。会話はままならなかったが、非常に充実感があった。
 
・RSNAに参加するメリット
 現在の研究のトレンドがわかり、自分の研究レベルがわかる。世界最大の放射線学会を体験でき、アメリカの大都市を知り アメリカンな食事の楽しめる。
 
・体験したトラブル
 ホテルの事前支払い予約が伝わっておらず、説明するもあまりに一辺倒なホテル側の対応に四苦八苦した。「私が確認できないから、あなたは支払うべき」とやはりアメリカン。
 他には、自分の展示スペースに置いていた観察用のルーペが、一瞬で盗まれた。
 
・毎年RSNAで楽しみにしていること
 霜降りでないアメリカンなステーキと一緒に楽しむ現地のビール。Hans先生(アリゾナ大学)との再会。
 
・先生にとって、RSNAとは?
 研究レベルの確認の場。何か、参加はmustな感じで決して無視できない。
 
・気になっている海外の放射線科医
 医師ではありませんが、CT、X線検出器、ディスプレイの専門家(Ph.D)たち。
 
・今年の注目している演題
 たくさんあるCTの逐次近似再構成とdual energyに関する演題。
 
・RSNAに演題登録をする際に気を付けるべき点
 演題内容に自信を持って作成する。たぶん、力がはいっていることが伝わる。月並みだが、“新しく、結果が明確”。中学英語でも良いが、読みやすい英文。
 
・ポスター発表の際に注意すべき点
 なるべく、自分のポスターに足を運ぶ。誰かと話ができる確率が上がり自分の研究に対する意見が聞ける。
 
・おすすめ観光スポット
 ダウンタウンのジャズハウス、Blue Chicago。ミラーのビール工場(電車で1時間ぐらい)。
 
・ショッピングスポット
 あまりいかない。
 
・おすすめレストラン
 ステーキ:Chop House、LAWRY’S PRIME RIB。月並みですが、赤身のステーキの焼き加減はいつも良くて美味しい。ガッツリいけます。他の料理にも多少行きましたが、良さがわかりませんでした(日本の方が美味しい)。
 
・持参すると便利なグッズ
 何と言っても、ネットができる携帯端末。最近は、SIMカードを現地で20~30ドルで買うことで、ほぼ使いたい放題。移動に大変便利です。
 
・おすすめのホテル
 いつも格安で便利の良い、Travelodge Down Townを使うのでお勧めかどうかわかりませんが、問題ないです。シャトルバスまで1分、鉄道メトラにも2分。