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MRI
同社ブースでは、3T MRI「TRILLIUM OVAL」が参考展示されている(FDA未承認、国内薬事未承認)。TRILLIUM OVALに搭載された4ch-4port RF照射コイル「OVAL Drive RF」(FDA未承認、薬事未承認)は、3T特有のRF照射不均一を解消してくれる。また、振幅/強度をchごとに独立制御可能となっている。B1 mapの取得は3秒scanにて実現可能だ。
OVAL Patient Boreと名付けられたワイドボア仕様。単純な円形ではなく、横幅74cmの楕円形となっており、検査を受ける患者の閉所に対する不安感を解消してくれる。
また、四肢関節など、これまでは磁場中心での撮像に不向きであった箇所でも、広いボア開口により磁場中心撮像が可能になった。体幹部ではSpineコイルの巻き付け機構などが搭載され、SNRの向上を図っている。
ガントリモニタには、患者情報や心電同期を表示できる。これにより、患者のとり違いのリスクなどを大幅に減らせる。
同社オリジナルのアプリケーションも豊富なラインアップとなっている。
「MR Plaque Image」は、カラーマップで性状診断を行うもの。同社独自のRADARを応用。非同期で撮像できるため、最適TR/TEの設定にて良好なコントラストを実現できる。また、VRFA技術の「isoFSE」によるプラークの3D撮像によって広がりも確認できる。
「ワンボタンMRS・CSI」を使用すれば、計測前の調整を装置側にて自動で行ってくれるため、ユーザは結果を確認するだけでよい。解析には定評のあるLCmodeを使用し、MRコンソール上で可能となる。代謝物のラベリングも自動で行ってくれる。
CT
128スライス(64列)で、最新の被ばく低減技術Intelli IP(Advanced)を標準搭載したCT装置「SCENARIA」を、RSNAブースにて初展示(SCENARIA 128sliceおよびIntelli IP(Advanced)はFDA未承認)。
スキャナを高速回転させながらも、独自の高速データサンプリング技術によってFOV辺縁部の分解能を低下させることなく高精細な画像が得られ、心臓に限らず全身どの部位でも0.35s/rotで撮影可能である。
また、画像ノイズを一定にするための線量最適化アプリケーションIntelliEC(Exposure Control)、組織の視認性を一定にするCNRモードも、アーチファクトを低減するCORE法も標準搭載している。
超音波
日立アロカ製超音波装置の上位機種。「ULTRA BE II 」や「High Density Probe」(画像処理回路)など、HI VISION Ascendus には、同社が独自に開発した最新技術が注ぎ込まれている。
表在、腹部をはじめ、乳腺、肝臓、循環器においても高画質を得るため、同社のすべてのアプリケーションを搭載。エラストグラフィ検査にも対応できるなど、高精細な超音波画像撮影を実現した。
超音波
RSNA2012、日立メディコ&日立アロカメディカルブースでは、日立アロカメディカルのコンパクトな超音波診断装置「Noblus」も展示。Noblusは超音波検査室以外にも簡単に持ち運ぶことができ、使用シーンや使用領域を制限しない。
コンパクトでありながら、様々な臨床領域で必要とされる機能を搭載しており、ルーチン検査から詳細な評価までこの1台でカバーすることができる。
本装置はモニタを旋回・チルトさせることが可能で、通常の立位・座位の検査はもちろん、机の上に置いての使用も可能。操作パネルを跳ね上げる収納スタイルのため場所を取らず、検査の合間に机の上で作業をすることも容易である。
プローブは、日立メディコ製のものも使用可能。
X線
Radnext PLUSは、高精細なFPDを搭載した一般撮影システム。X線高電圧発生器とFPDコンソールを一体化したオールインワンコンソールで、省スペースと簡便な操作を実現している。昨年に引き続き、RSNAで展示されている。
FPDは内蔵型大型FPDとカセッテサイズFPDから選ぶことができ、あらゆる部位に対応可能。
片手での操作が可能なワンハンドコントローラーを搭載。ほとんど力を入れることなく誰もが片手で簡便に操作することができ、ワークフロー向上も実現する。
株式会社日立メディコ、日立アロカメディカル株式会社 企業情報
超音波診断装置「Noblus(ノブルス)」
ノートパソコン型の超音波診断装置本体と搭載台を組み合わせることで、様々な使用シーンにフィットする柔軟なスタイルを実現。
超音波に特化したデジタル信号処理回路Ultra BE(Ultrasound Broadband Engine)によるクリアな画質。
硬さの情報を視覚的に提供するReal-time Tissue Elastographyなど、機能面も充実。
バッテリーの搭載、ワイヤレスDICOM対応で、院内回診のための移動もスムーズ。
(医療機器認証番号:224ABBZX00092000)
●ブース情報
・日立メディコより
この度、日立メディコは、“Embracing Life through Innovation”のテーマのもと、弊社グループの製品のほか、陽子線治療装置など、日立グループのトップ技術を中心に、社会イノベーション事業の一つであるヘルスケア事業全体をご紹介いたします。
・日立アロカメディカルより-USコーナー ブースのみどころ-
新製品Noblusを出展いたします。「使う人を選ばない、使用シーンを選ばない、検査領域を選ばない」Noblusは、検査室以外でも活躍するシーン、例えば院内の移動回診、往診など様々な使い方に合わせて、最適なスタイルでお応えします。
その他出展コーナーは毎年好評をいただいている、領域別アプリケーション機能を中心とした配置にしました。フルラインナップでの展示をしており、また今年は200ものコンテンツを詰め込んだ新兵器iPadを準備した説明員が皆さまのご来場をお待ちしています。