SOMATOM Definition Flash / SOMATOM Perspective

RSNA2012 Report:
2012.11.28

シーメンス社のCTはSOMATOM Definition Flash(第3世代2管球型CT、Stellar Detector搭載、128列×2)、SOMATOM Perspective(コンパクト型64列CT)が実機展示されていた。
 

SOMATOM Definition Flash

 

SOMATOM Perspective

 
SOMATOM Definition Flashには、同社開発の「Stellar Detector」が搭載されている。これは検出器システムのノイズを極限まで低減するために半導体、アナログ/デジタル変換器などの電子部品や接続回路をフォトダイオードに蒸着させることにより実質的にアナログ伝送回路を排除した最新のディテクタである。
 

 
SOMATOM Perspectiveの側面。設置スペースは最小18.5m2(16列CTと同程度のサイズ)。非常に薄型でコンパクト。SOMATOM Perspectiveは、現在日本で18台の導入がある。64列CTの臨床メリットを求めているが設置場所やコスト面で課題を抱えているような、中小規模の医療機関へのニーズが高い。
 

 
同社は、低線量被ばく撮影について「Right Dose」という新たなコンセプトを掲げている。
単純に線量を下げて撮影するだけではなく、被ばく線量の最適化・低減化を目指したソリューションを今後も提供していくことをアピールしている。