町田洋一先生(東京医科歯科大学)より、現地レポートをいただきました!
【RSNA 2012 On-Site Report!】「Diagnosis Live 参加へのお誘い」
東京医科歯科大学放射線科
町田洋一
RSNAは、エキスパートによるイメージインタプリテーションを始め、毎日10例を超えるフィルムリーディング、キーパッドでの回答を交えたリフレッシャーコースと、参加者に回答を求めるセッションが多いように感じますが、その中でも先鋒をきるのが、この、Diagnosis Liveです。
私のイチオシ!でも少し紹介しましたが、昨年度(だと思う)より導入された新形式で、会場内に入ると、手持ちのPCやiPad、iPhoneなど端末を使ってのエントリーを促されます。エントリーすると、参加者はシーベルトチームかレントゲンチームかに割り振られ、時間がくると、チームの勝敗をかけたイメージインタープリテーションセッションが始まります。90分で実に数十題の症例について、制限時間付きで回答を迫られます。考えていると“Does anyone need more time?”とせかされます。かなり疲れますが、主催者がこのセッションを“adrenal squeezing”と形容するように、手に汗握る1時間半が過ごせます。幾つかの分野で導入されており、僕は乳腺とAhest and Abdomen、Neuroradiology and Musculoskeletalに参加しました。他にmidbrain and spine、interventionalもあったかと思います。症例を学ぶのにゲーム色がこんなに強くていいのかという問題や、有病率や検査方法における米国間の違いなどはありますが、米国学会ならではのエキサイティングなセッションです。