【RSNA 2012 On-Site Report!】「スケールの大きさに圧倒された初RSNA2012」堀田 敦先生(済生会福岡総合病院)

RSNA2012 Report:RSNAからの宅急便
2012.11.30

堀田 敦先生(済生会福岡総合病院)より、現地レポートをいただきました!
 
【RSNA 2012 On-Site Report!】「スケールの大きさに圧倒された初RSNA2012」
済生会福岡総合病院放射線部
堀田 敦

 
 私の初RSNA2012も終盤を迎えています。また初アメリカでもあったので、話には聞いていましたが百聞は一見にしかず全てのスケールが大きくて圧倒されました。幸い天気には恵まれましたが夜は-4℃とかでやはり寒いです。ちまたの話では参加人数が関係業者も含め7万人という規模で世界最大だそうです。
 発表も終わり、2日歩いても回れそうもない展示会場を見学しました。あっと驚くような新しいハードはありませんでしたが、そこは各メーカいろいろ含みをもたしていました。印象に残ったのは、MRIではシーメンスの64chコイルを搭載した3T MRI装置や薬事未承認で詳細は分かりませんがMAGNETOM Avant等の最新機能へアップグレード等のシーメンスらしい合理的な紹介もありました。日立も薬事未承認だが3T装置を展示していました。
 その他、共通して東芝とPhilipsでストレッチャーからそのまま寝台へ移動できるMRI寝台対応のストレッチャーが展示されていました。患者さんを移しかえなくてよいので安全かつスタッフの負担をかなり軽減でき非常に効率がよいように感じました。CTではどこのメーカも低被曝で共通しており、PhilipsのiDose4に続くノイズを最大90%低減し、なおかつ低コントラストの画像のノイズも低減される全く新しいIMRという画像再構成法が視覚的にも印象に残りました。
 回診車もFPDを所有している各社が自社製品で展示しており、ほとんどが薬事未承認ですがITEMではお目にかかれません。
 こちらに来て毎日が驚きの連続で今日は会場から各ホテルまでの送迎バスのなかで陽気で大きな黒人の運転手さんとクリスマスソングを歌いながら帰りました。もう町はクリスマス1色です。
 

シカゴで撮影したイタチのように大きかったリス