【RSNA2013 On-Site Report!】『今年のテーマは The Power of Partnership』大田英揮先生(東北大学病院放射線診断科)

RSNA2013 Report:RSNA Perspective
2013.12.02

大田英揮先生(東北大学放射線診断科)より現地レポートを頂きました!
 
 
【RSNA2013 On-Site Report!】『今年のテーマは The Power of Partnership』
東北大学病院放射線診断科
大田英揮
 

 Opening Sessionに参加してきました。RSNAは、なるべく演題を出して、参加できるように心がけています。RSNAに参加し始めた頃は、Opening Sessionなど全く興味はなかったのですが、RSNAが何を考えているのか、どのような方向性を見ているのかが理解できるのではないかと思って(独りよがりかもしれませんが)、ここ数年はOpening Sessionに必ず参加するようするようにしています。今回のRSNAのPresidentはDr. Sarah S. Donaldsonという、Stanford大学の女性の放射線治療医です。放射線治療医がPresidentになったのは、近年では珍しいのではないかと思います。Partnershipの3本柱として、internal partnership (放射線科内での関係)、external partnership (他科との関係)、patient partnership (患者との関係)をあげていました。画像診断のみならず、治療においても放射線治療・IVRといった領域に非常に深く関わる放射線科にとって、適切で良好なpartnershipを築くことの重要性を訴えていました。もちろん、これは当然のことです。しかし、目の前に積み重なった大量の未読症例と向き合い、読影をこなしていかなければならない日常業務において、このpartnershipを忘れてしまうことがあります。最終的に患者さんに還元できる仕事をする上で、心にとどめるべき重要な点の一つが、今年のRSNAのテーマになっていました。
 

The Power of Partnership