【RSNA2013 On-Site Report!】鈴木雅裕先生(国立がん研究センター中央病院) Part.1

RSNA2013 Report:RSNA Perspective
2013.12.06

鈴木雅裕先生 (国立がん研究センター中央病院)より現地レポートを頂きました!
 
【RSNA2013 On-Site Report!】
国立がん研究センター
鈴木雅裕

 
5度目のRSNA参加にして初レポートとなります、国立がん研究センター中央病院の鈴木です。
学会も終盤を迎え、すでにお帰りになった先生もいらっしゃいますが、学会はまだ続いています。
拙い語学力で聴講したセッションをご紹介します。
 
CT Dose reduction –
フルIRでの被ばく低減を目的とした演題が多くありましたが、変更するパラメータの中でも管電圧を下げて被ばく低減を図り、その際の画質について検討されたものが多くありました。
CT値やコントラストが変化するため、当院では120kvからの変更にためらいがありますが、今後のCTでの被ばく低減を検討する際には管電圧も選択肢の一つとして考慮が必要であると感じました。
海外の有名病院に勤務している日本人放射線科医とお話する機会があったため実臨床での低電圧撮影についてお聞きしたところ、低電圧撮影開始時はやはり読影しにくく不評だったそうです。しかし、体厚やBMI等により電圧を選択することで読影への混乱を防いでいるとのことでした。
 

当院柿沼先生の発表もあった肺のセッション、活発な討議がされていました。