鈴木雅裕先生 (国立がん研究センター中央病院)より現地レポートを頂きました!
【RSNA2013 On-Site Report!】
国立がん研究センター
鈴木雅裕
続けて、国立がん研究センター中央病院の鈴木です。
CT colonography –
昨年は、会場内に聴講者が少なく淋しい会場でしたが、今年は少し回復したようでした。
こちらもUlyra-Low-Dose がトピックなのか、フルIRを用いたCTCに関する演題が続きました。ひとつはIMRを用いて自作腸管ファントムによる検出率の検討。電流10mA固定で電圧を変化させて習熟度の違う2名の読影医による読影の結果、IMRを用いることで80kVpでのCTCの可能性があるというもの。もうひとつはVeoを用いた検討でしたがこちらは2Dread と3Dread における画像ノイズと線量の比較を行っていました。
今後、検診領域での大腸CTでは、線量低減率の高い低電圧撮影も検討する必要もあるのではないでしょうか。そのためにはフルIRがどのマシンでも使えるようになることが要件となりますが。。。
その他、CADに関する演題も散見されましたが、下剤フリー前処置用やFlat regionに対するものが発表されていましたが、まずは普通のCADが臨床で使用できるようにしてもらいたいものです。
にしても、何度も質問されてた(多分)中国の先生、怒っているようにしか聞こえませんでした(汗